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玉田が4ヵ月ぶり出場へ、「優勝目指す」

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 日本代表FW玉田圭司(名古屋)が10年の初陣に臨む。右内転筋痛のため2日のベネズエラ戦(0-0)は欠場したが、翌3日の練習から合流。故障の不安も消え、コンディションを上げてきた。

 無得点に終わったベネズエラ戦を外から見たことで感じることもあった。「試合のテンポがずっと同じだった」と課題を挙げ、「どこかでタメはつくらないといけないし、どこでどういうタイミングで動くとかをハッキリさせたい。みんながスムーズにやれば、サイドバックも上がれる」と力説した。

 両サイドハーフが中に絞ってプレーする時間が長く、サイドバックと連動した有効なサイド攻撃を出せなかった。6日の中国戦はMF小笠原満男(鹿島)がボランチに下がりそうだが、中盤に引いたりサイドに開いたりする玉田が上手く絡むことで攻撃の幅が広がる可能性もある。

 「ベネズエラ戦でこういう試合をやればよかったというような試合を明日できればいいと思う。優勝を目指して頑張りたい」。昨季終盤は故障に苦しみ、代表戦出場となれば、昨年10月8日の香港戦以来、約4ヵ月ぶりだ。中国戦はFW岡崎慎司(清水)との2トップで先発が濃厚。ベネズエラ戦の課題を解消することで、自分自身の存在感も見せつける。

<写真>約4ヵ月ぶりの代表戦出場が濃厚なFW玉田圭司

(取材・文 西山紘平)

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