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[大学]山田、山村らタレント多数の関東大学1部L、10日開幕!

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 2010年の関東大学サッカーリーグ戦開幕(10日)を2日後に控えた8日、東京都内のJFAハウスで同大会の記者会見が行われた。

 今季、大学サッカー全国最激戦区の優勝を懸けて1部を戦う12チームは、大会3連覇を目指す流通経済大に08年度大学日本一の中央大、そして09年度の天皇杯で大学勢として史上初めてJ1勢(山形)を下し、全日本大学選手権も制した明治大、そして名門の駒澤大、慶應義塾大、国士舘大、早稲田大、神奈川大、筑波大、法政大に加えて2部から復帰した順天堂大と初の1部を戦う拓殖大。会見で優勝候補の筆頭として紹介された流通経済大の中野雄二監督は「連覇するという大きな目標を持っている。優勝候補筆頭という力はないが、増田山村比嘉中里と昨年からの経験者がDFのセンターのところにいる。1-0の試合を多くこなせれば勝ち点を稼げるのではないか」と語り、今年1月のイエメン戦で日本代表デビューを果たしているDF山村和也(3年=国見高)は「今年は3連覇のチャンスがある。(連覇を達成してくれた)先輩たちに感謝しながらチーム一丸となって頑張っていきたい」と力を込めた。

 過去2年間でJリーグに16人の選手を送り出すなど圧倒的な選手層を誇る流通経済大。ただし、ライバルたちも王者に連覇を許すつもりはない。中央大のエースで全日本大学選抜FW林容平(3年=浦和ユース)は「流経に2連覇されていて、周囲からも『また流経だろ』、と思われているかもしれない。でも自分たちがここに勝てるように挑戦していきたい」。また鹿島アントラーズとジュビロ磐田が争奪戦を繰り広げている明治大MF山田大記主将(4年=藤枝東高)は「目標は3冠(関東リーグ、総理大臣杯、全日本大学選手権)。それに見合うチームをつくり、最後は笑って終わりたい。昨年日本一になれたのは華麗なパスワークなどではなく、ピッチ外も含めたまとまりだったり、球際、切り替えなど泥臭い部分。これを忘れてしまっては試合に勝てず、良い結果は残せない。こだわっていきたい」と宣言した。

 優勝、そして全日本大学選手権への出場権(昨年は4枠)は前期後期各11節の全22節で争われる。各チーム上位進出へ虎視眈々。昨年2部で優勝した順天堂大のエースで元ジュビロ磐田のFW岡本達也(4年=磐田ユース)は「戦力的には厳しいが、チーム一丸となって頑張って盛り上げられればいい。昨年の4年生は1部で戦いたくても戦うことが出来なかった。その気持ちと1部で戦える喜びをもって戦っていきたい。インカレ出場圏内に入りたい」と誓った。

 昨年は関東1部、2部から計31人がJリーガーとなったが、今年も山田、山村、林、岡本をはじめ、すでに清水エスパルス加入内定が発表された早稲田大DF岡根直哉主将(4年=初芝橋本高)や湘南ベルマーレ特別指定選手の順天堂大GK松本拓也(4年=磐田ユース)、ジェフユナイテッド千葉特別指定選手のFW久保裕一(4年=名古屋U18)、清水エスパルス特別指定選手の慶應義塾大MF河井陽介(3年=藤枝東高)らJクラブが注目するタレント多数。その関東大学1部、開幕カードは以下のとおり

[前期リーグ]
【1部第1節】(4月10日)
[国立西が丘サッカー場]
中央大(12:00)順天堂大
流通経済大(14:20)拓殖大

(4月11日)
[平塚競技場]
国士舘大(11:30)早稲田大
明治大(13:50)法政大

[ニッパツ三ツ沢球技場]
慶應義塾大(11:30)神奈川大
駒澤大(13:50筑波大

<写真>左から順大・岡本、中大・林、流経大・山村、明大・山田
(取材・文 吉田太郎)
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9日開始予定の新連載では山田、山村、岡本、林のインタビュー掲載予定!

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