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[コマスポ]駒大の今季展望:覇権奪回へ、碓井&山本ら新入生に期待

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-いよいよ今週末開幕、駒大は“超集中”で再建狙う!-

 今週末の11日、駒大は筑波大との初戦を皮切りに関東大学サッカーリーグの戦いが始まる。昨シーズンはリーグ3位、インカレベスト4と08シーズンからは飛躍の年となった駒大。新主将に就任した金正也、新副主将の岡大生酒井隆介を中心に2010シーズンはタイトル奪取を目指す。

 開幕を控えた3月2日に新主将、新副主将、8日に各大学監督が揃った記者会見で秋田浩一監督にインタビューを行った。そこから駒大の今季の方向性、目標などを伺った。

 まずはここまでのチーム状態だが、一番の問題として挙げられるのが世代交代。昨季は、FWに絶対的エースの三島康平(現神戸)、DFの中山友規(現鳥取)元主将などが欠け、今季は軸となるポジションで新たな選手の台頭が求められる。

 この点で金主将は「自分たち(金、岡、酒井)だけでなく、試合に出ているメンバー、出ていないメンバーとで信頼関係をもってやれば誰が出てもやれると思う」とメンバーの有無は気にしないと語った。

 一方の秋田監督は「三島の代わりは棗佑喜肝付将臣大園祥太がいるし、両サイドMFは思ったよりいい感じ」とある程度、代役のめどは立っているようだ。さらにFWについて秋田監督は「1年には、畦地健太(丸岡高出身)、山本大貴(ルーテル学院高出身)もいる」と新入生にも大きな期待を寄せている。

 今年の駒大は、例年以上にレベルの高い選手が揃ったのではないか。前述の畦地、山本をはじめ、秋田監督は「碓井鉄平(山梨学院高出身)、田中雄一(前橋育英高出身)なんかもいい。畦地、山本も含めて前期から出られると思う」と明るい表情で語った。特に碓井には「今までの駒大にはいなかった“タメ”を作れる選手」と評価した。

 駒大の今季目指すサッカーは「去年のようにボールを奪って、カウンター。そのためにただ長く蹴るのではなく奪ったボールを失わずシンプルにつなぎ、前に早くというのを掲げている」と金主将。そのサッカーを志向するためにはどうしても中盤で"タメ"を作れる選手が必要になってくるだけに碓井がいかに駒大のサッカーに溶け込むのかというのが1つカギになってくるのかもしれない。

 最後に監督、各選手の今季の抱負を挙げて締めたい。

金主将
 「今年はコンセントレーション(concentration、集中すること)、駒大はそれにスーパーがつくのだが、いつでも超集中して、全部のタイトルを狙う」

岡副主将
 「一戦一戦、勝ちにこだわって、大臣杯、インカレと日本一を目指してリーグも獲りたいです。口で言うのは簡単ですが、プレーで見せていきたいと思う」

酒井副主将
 「日本一しかないと思います)佑蕕梁紊・蕕泙植常勝駒大"を復活したい。それと、毎試合見に来てくれている人が、熱い気持ちになり、感動してもらえる試合をしていきたい」

秋田監督
 「前期は(上位と)勝ち点7以上離されなければ後期はチャンスになると思うので、前期はそれを目指していく」

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(文・写真 駒大スポーツ 東條貴史)

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