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急死した元チームメイトのために…水戸が開幕戦以来の勝利

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[4.17 J2第7節 水戸1-0福岡 Ksスタ]

 水戸ホーリーホックはDF大和田真史の決勝点でアビスパ福岡に1-0で競り勝ち、連敗を2で止めるとともに、開幕戦以来、6試合ぶりの勝利を飾った。

 前半21分、右サイドからのMF大橋正博のFKに大和田がヘディングで合わせて先制点を決めると、その後は福岡の猛攻に粘り強く耐え続けた。

 3月28日未明、05年に水戸、札幌でもプレーしたパラグアイ人FWデルリスが母国で交通事故で亡くなった。この日、喪章を付けてプレーした水戸の選手たち。大和田は「なんとか勝って、デルリスにいい報告ができればと思っていた」と力を込めた。

 福岡にとっては悔やまれる敗戦だった。シュート数では21対8と水戸を圧倒し、決定機も数多くつくった。後半2分にはFW大久保哲哉のスルーパスに抜け出したMF永里源気がGKまでかわしながら、シュートは無人のゴールを捉え切れず。同11分にもFW高橋泰の折り返しからこぼれ球をフリーの永里が狙ったが、枠を外してしまった。これで前節の岐阜戦(0-2)に続いて2試合連続の零封負け。開幕当初の勢いは途絶え、3勝1分3敗と星も五分に戻った。

(文 西山紘平)

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