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[スポ東]東洋、青学大に完敗。リベンジならず

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 第84回関東大学サッカーリーグ戦2部リーグは18日、東洋大朝霞グラウンドで東洋大と青学大が対戦し、東洋大は0-2で敗れた。

 開幕2戦目となった今節、東洋大は昨季2敗を喫した青学大と激突。結果は0-2と昨季のリベンジを果たすことはできなかった。

 前半の立ち上がりから、東洋大は細かくパスをつなぎ、積極的にシュートを打ちゴールを狙う。相手ボールを果敢に奪い、シュートを打たせず、東洋大のリズムで試合を展開する。前半16分、FW田原春(国4・市立船橋)が打ったシュートはバーに当たり、惜しくも得点には至らなかった。

 その後もシュートを打つが、なかなか決めきれない。前半27分、DFが相手にかわされると、GKと1対1になったところを冷静に決められ、先制を許してしまう。それからボールキープされ0-1で前半を折り返す。

 後半も、前半の攻めの姿勢を崩さない東洋大。左からのCKも、相手DFのクリアからGKのパンチング。そのこぼれ球をFW野崎(国2・浦和北)がヘディングシュートするものの、枠の僅か上に反れる。その後もFW高橋(国3・八千代)からのパスをMF馬渡(国1・市立船橋)がシュートするが、相手DFにカバーされるなど、なかなか相手ゴールをこじ開けることが出来ない。

 後半24分、相手のスピードに乗ったドリブルで左サイドを突破され、シュートを打たれる。一度はバーに当たったが、そのこぼれ球を再びシュートされ、2点目を決められてしまう。

 東洋大は前線へのパスが相手にカットされる場面も増えてしまうが、セットプレーからの得点を狙い続ける。積極的にシュートを打っていく選手たち。しかし、ネットを揺らすことが出来ない。結局、そのまま得点は動かず、0-2で終了した。

 後半は試合のペースを握ったが、多くのチャンスを決め切れなかった。次節の尚美大戦では得点を奪い、初の白星を飾ることに期待する。

以下、試合後のコメント

・西脇監督
 「今日の青学大との試合は、去年に比べたら力の差はないように思える。後半はほとんど決定機を作らせず、ゲームをコントロールして、自分たちのペースでやれていた。青学の試合巧者ぶりにやられ、いい守りをされた。決定機をきめられず、もったいない試合だった。

 守備に関してはイレギュラーが少なくなったが、攻撃ではまだまだ。相手に引かれたときの、攻撃のバリエーションを増やさなくてはいけない。1年生はそれぞれ特徴を出したが、上級生がしっかりと支えているからだと思う。次節に向けて? 次の多摩グラウンドはあまりピッチの状態が良くない。尚美のウィークポイントは把握しているが、戦い方はこの1週間で考えていく」

・新里(国4・八千代)ゲームキャプテン
 「前半から、チャンスはあったし、ボール支配できていたから勝ちたかった。ただ回すだけじゃ、だめ。チーム全体は仲良くやっているし、調子はいい。次こそは、勝ちたい」

・野崎(国2・浦和北)
 「悔しい。前半のチャンスを活かせば違う結果になったと思う。いい形で崩せたけど、点を決めなくては意味がない。自分はボールキープするのが仕事。それに関しては今日の試合でも満足できたが、結果は負けてしまった。点を取って勝たなくてはいけない。みんな自信は持ってやっている。次の試合は自分が点を決めて試合に勝ちたい」

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(取材・文 スポーツ東洋・平野綾香)

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