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移籍初ゴールの浦和・柏木が衝撃告白。「イライラして眠れない日があった」

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[5.5 J1第10節 浦和2-1名古屋 埼玉]

 ようやく待望のゴールが生まれた。“王子”の顔から満面の笑みがこぼれる。浦和レッズに新加入したMF柏木陽介が移籍初ゴールを挙げた。0-1の後半3分、PA中央で原口元気の横パスを受け、利き足とは逆の右足を一閃。豪快にゴールネットを揺らした。同点に追いつき、試合の流れを変える大きなゴールとなった。

 「自分のプレーができていなくてイライラしていたけど、きょうのゴールで忘れることができそうです。ずっとイライラしてて、いつもは寝る前にサッカーのことなんか出てこないのに、サッカーの事ばかり出てきて、眠れない日があった。きょうをきっかけに、なくなってくれたらいいです」

 試合後、柏木が思わぬ事実を告白した。リーグ戦で10試合目、ナビスコ杯を含めて12試合目で生まれたゴールだが、思うように得点に絡めないことを悩み“不眠症”に陥っていたというのだ。

 広島時代の柏木は、昨季はリーグ戦で8得点を決めるなどゴールに絡むことが売りだった。しかし、浦和に加入後は、持ち味の飛び出す動きや前線と中盤をリンクさせる仕事はできていたが、チームの勝利に直結するゴール、アシストは少なかった。これにストレスを溜めこんでいた。

 それでも、柏木の運動量や周りを生かすプレーが、ここまで浦和が上位に食い込んでいる要因となっていたが、本人は全く満足できなかった。むしろ、ふがいなさ、やるせなさを感じていた。「たぶんプロに入って一番、悩んだと思う」と胸の内を告白した。

 悩める日々が続いていただけに、ゴールの味は格別だった。「ゴールを決めたらパフォーマンスをやるとか言ってたけど、忘れてた」と興奮していたことを明かし、「何をやる予定だったか? 宮迫です!(お笑いコンビ、雨上がり決死隊)みたいなのをしようと思ってたけど、できなかった」と苦笑いを浮かべた。

 パフォーマンスはできなかったが、これからもゴールを決めて“リベンジ”を果たすつもり。「次のマリノス戦は、あまり勝ってないとか言われてるけど、関係ない。意識しないで自分たちのサッカーをしたい。これから、もっともっといいプレーをして、サポーターの人と一緒に戦いたいです」と柏木。この1得点をきっかけに、さらに“らしさ”を発揮したいところ。どんどんゴールに絡んでサポーターに“柏木劇場”を見せるつもりだ。

<写真>浦和MF柏木
(取材・文 近藤安弘)


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