beacon

ドイツ代表、FW一番手にカカウが名乗り

このエントリーをはてなブックマークに追加
Text alert@ドイツ・ケルン

 13日、南アフリカW杯に向けたテストゲーム第1戦を終えたドイツ代表。相手は世界ランキング154位のマルタに3-0で勝利した。この日の主役はシュツットガルトのエースFWカカウ(ブラジル出身)だった。

 5月14日付ドイツビルド紙では、「2ゴールのカカウがヨギ(ヨアヒム・レーブ監督)のお気に入りに!」と見出しを付け、以下のように報じている。

 ドイツ代表監督は、FWのノミネートに多くの批判を受けなくてはならなかったが、この勝利で、再び信頼を取り返しただろう。さらにはカカウにとっては、マリオ・ゴメスミロスラフ・クローゼ、シュテファン・キースリングに対して、プレッシャーを与える試合になったようだ。

 試合後に同監督は「何人かの選手たちは、ポジティブなものを示してくれた。ただ、3ゴールは少なすぎた。多くのチャンスがあったのに」とコメント。

 また2アシストを決めたのはルーカス・ポドルスキ。今シーズンの彼のプレーは代表入りに値しないと、本人も彼を選出したレーブ監督も大きな批判を受けてきた。
 これに対して同監督は、「私は、彼が代表チームで大きな気持ちと高い集中力を持ってプレーすることを身を持って知っている」と大きな信頼を寄せていることを強調している。

 15日にドイツ杯決勝戦のためにバイエルンとブレーメンの選手、FA杯を戦うチェルシーのミヒャエル・バラックは、この試合には欠場したが、代わりに出場した選手たちの活躍にレーブ監督は、及第点を与えたようだ。

(文 福岡正高)

▼関連リンク
ドイツ流攻撃サッカーのおしえ

W杯南アフリカ大会ページ

TOP