大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第14回は駒澤大の注目ルーキー、MF碓井鉄平選手(1年=山梨学院高)です。1月の全国高校サッカー選手権で山梨学院を日本一へと導いたゲームメーカーは入学直後から名門のレギュラーを獲得。U-19日本代表候補に選出されるなど、その注目度は高まるばかりです。4年後のJ入りを目指す碓井選手の現在の課題・目標とは?

―大学生活も1ヵ月(取材は5月)
「授業が大変です。でも寮生活も含めて楽しいですよ」

―縦に速い駒大のサッカースタイルには慣れた?
「監督が言っていることは間違っていない。自分は縦の攻撃に加えて、自分の良さであるタメをつくったり、サイドへ展開することを意識している。いいボールが来ているし、セカンド(ボール)を拾ったりフリーになることを考えています」

―開幕戦から先発だったけど
「高校選抜で直前までいなかったので、先発はないかなと思っていた。でも帰国して次の日から練習に参加したら、もしかしたらスタメンかな、という雰囲気があった。今は自分がもっともっといいプレーをすること。信頼してもらえればもっとパスが出てくると思うので、もっと信頼されるようになりたい」

―高校選抜を振り返ると?
「充実していました。みんな仲がよくて楽しかった。いい刺激になったし、海外にいって通用しないことはないと。ただ、相手は技術があって、強さも、速さもある。だから予測からやらないと勝てないということを感じました」

―年代別代表候補にも復帰した
「やってできなかったことはなかったと思います。自信にもなった。代表は足元にいいパスが入ってくる。シンプルに捌いたり、周りを活かすことができたと思います」

―代表で感じた課題は?
「課題はドリブルだったり小さいことだけどタッチの仕方とか、ボールの置き所とかよりこだわらないといけない、と感じました」

―最後に今年の目標は。今年も日本一に?
「1年では試合に出ようと考えていた。とにかく試合に出続けていろいろなものをつかみたい。目標はやっぱり日本一です」

(取材・文　吉田太郎)

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連載:「College star voice」