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[C☆voice_13]早稲田大DF小川諒「大学レベルで負ける訳にはいかない」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第13回は早稲田大のCB小川諒選手(4年=柏U-18)です。空中戦に絶対の自信を持つ184cmDFはJクラブも注目する大学サッカー界屈指のCBです。07年度の大学日本一獲得後、低迷を続ける名門復活のキーマン。小川選手の今年の目標とは?

―過去2年不振の続いていた早稲田が、今年は前期に中央大と引き分けて流通経済大に勝利と変わってきた印象だが?
「(今年就任した)古賀監督は自主性を大事に、選手の個を最大限に引き出してくれる。DFが目立つようではまだ強くないかもしれないけど、上位チームに勝てること、我慢して勝てることが分かった。流経大に勝ったことはチームとしても個人としても自信になる」

―やはり早稲田復活が目標
「自分たちは『WASEDA THE 1ST』早稲田が日本一だ、ということを目指しています。1年生の時、チームが日本一になった瞬間を外から見ていた。あの、日本一のピッチに立ちたいと思った。昨年、一昨年とできなかったけど今年は狙えると思います。日本一になって、その時ピッチの上に立っていることが目標です」

―目標としている選手は?
「中澤(佑二)選手です。点も取れるし、国際試合でも大きな選手に競り負けないし、戦う姿勢も勉強になっている」

―自分自身、現在武器としているものは?
「空中戦と前の守備は自分の特長だと思っている。この部分は、これから上で通用させなければいけない。大学レベルでは負ける訳にはいかないと考えています」

―上で通用するという手ごたえは?上への意識は?
「練習試合でプロとかとやって、通用する感覚をもっています。ただ自分はもっとできると思う。やらなきゃいけない。追求していかないといけない。自分はJリーグの下部組織にいたけれど、高校のときは自分に自信はなくて、プロは“夢”だった。でも今は近い目標になっている。あと少しでJに入るところまで来ていると思う。あの舞台で高校の時のチームメートたちともう一回戦うことが現在の夢」

(取材・文 吉田太郎)

連載:「College star voice」

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