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エースキラー長友は、「ロッベンが出てきた方が楽しみ」

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 “左右両刀”でオランダのサイド攻撃を封じ込める。DF長友佑都は19日のオランダ戦も左サイドバックでの先発が確実。対面するFWディルク・カイトは184cmと大柄で、フィジカルに優れたアタッカー。とにかく運動量豊富なハードワークが特徴だ。

 スタミナ対決なら、長友も引けを取らない。「走る部分、走力では絶対に負けたくない。1対1では負けたくないので、止めたいと思うし、止める自信はある」。日本人離れした体幹の強さ、運動量で抑え込むつもりだ。

 故障を抱えるFWアリエン・ロッベンはベンチスタートが濃厚だが、途中出場の可能性はある。ロッベンが出てくれば、カイトとは違い、圧倒的なスピードと突破力が最大の武器。左FW、右FWどちらで出てくるか分からないが、もしロッベンがピッチに入ってくれば、そこに長友を当てる可能性は十分にある。

 「ロッベンはとにかくスピード。右サイドで出てきたら中に入って左足のシュートが一番怖い。それを見せつつ、縦の突破もある」。そう警戒しながらも「なかなか大変だけど、ああいう早い選手が出てきた方が楽しみ」と言ってのけた。

 5月24日の韓国戦ではMFパク・チソンと互角に渡り合い、同30日のイングランド戦ではMFセオ・ウォルコットを前半で交代に追い込み(W杯メンバーからも落選)、14日のカメルーン戦ではFWサミュエル・エトーを完璧に封じ込めた。「エースキラー」の名を欲しいままにする長友。次の“餌食”になるのはカイトか、ロッベンか。

(取材・文 西山紘平)

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