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[コマスポ]駒大、明大に土を付けられるか。あす頂上決戦!

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=注目の天王山、逆転優勝へ望みつなげるか=

 第84回関東大学サッカーリーグ1部第11節は20日、西が丘サッカー場で駒大ー明大が午後1時50分から行われる。現在2位という好位置につける駒大が、今季無敗の首位・明大との直接対決に挑む。

 前節早大戦では、2度バーを叩くなど決定機を作りながら得点できず、スコアレスドロー。DF金正也主将は「一本でも入っていたら勝てた試合だったが、それを決められないのが今の実力」と、さばさばした表情で振り返る。ビッグチャンスを作りながら生かせない、決定力不足という課題が顕著に現れる結果となった。

 その一方で、秋田浩一監督は「(ボールを)回されても最後の縦に入ってくるボールをしっかり体をつけて対応できた」と、守備面での手応えを口にした。総理大臣杯予選を含め4試合連続無失点と、その着実な進歩は結果からも伺える。粘り強い守備から攻撃につなげ、より多くのチャンスを演出できれば、勝利の可能性は広がるはずだ。

 前期最終節の相手は、今年に入って未だ無敗の明大。ジェフユナイテッド千葉に特別指定選手として受け入れられているFW久保裕一、昨年J1クラブ撃破に貢献したストライカーFW山本紘之、ともにジュビロ磐田への加入が内定しているMF小林裕紀、MF山田大記のダブルボランチに、安定したセービングを誇るGK高木駿らタレントを挙げると切りがない。個を生かした攻撃とハードワークをいとわない守備で、ここまで無敗を維持している。高い次元で戦術と個が融合し、チームとして完成されつつある明大は、現在大学サッカー界で最も強いチームと言えるだろう。

 前節の流経大戦では、一度は追いつかれながらも突き放し、2ー1と勝利を手にした。10試合を終えて9勝1分、23得点4失点と数字を見てもその強さは際立っている。だが、逆転優勝を目論む駒大にとって、これ以上離されることは許されない。総理大臣杯本戦へ勢いをつける意味でも、是が非でも勝ちたい試合となる。

 「ポゼッションは明治の方が上」と認めつつも「ずっと走っているので相手を止められる」と、明大の独走ストップに自信を見せる秋田監督。金主将も「精度なり質なりを工夫して(パフォーマンスを)あげていけば勝てる」と同様に勝利へ向け、確信に近い表情で語った。前期で得たもの全てを明大にぶつけ、今季初の黒星をつけさせたい。

 負ければ前期終了で早くも逆転優勝が難しくなる重要な1戦。現段階での実力差(勝ち点差10)通りの結果にさせるのか。それとも大学最強のチームを破り、後期に望みをつなげられるか。

(文 駒大スポーツ・近藤信太郎)

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