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[Y☆voice_28]滝川二FW樋口寛規「まだまだ高校相手にしか通用していない」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第28回は沖縄県で開催された平成22年度全国高校総合体育大会「美ら島沖縄総体2010」で4得点挙げて滝川二(兵庫)の準優勝に貢献したFW樋口寛規選手(3年)です。日本代表FW岡崎慎司を先輩に持ち、16日から清水エスパルスの練習に参加するなど注目集める“岡崎2世”の現在の目標とは?

―もともとサイドアタッカーの印象があります。FWとしてどういうプレーを意識していますか?
「もともと中学時代はFWをやっていたんです。でも県トレセンとかでSBをやるようになりました。昨年はSBだったのですが、今年からFWになりました。なので、自分の場所に戻った印象です」

―SBをやったことで得たものは何ですか?
「中学までは前だけしか出来なかったけど、SBを経験したことで、よりDFの気持ちがわかって、それが今生きていますね。サイドに流れての1対1やクロスも、自分の中で形としてあります」

―プリンスリーグ関西では苦戦の連続でした。
「高校生が相手のときは点が取れても、Jユースが相手だと取れないということがあった。まだまだ高校相手にしか通用しないのが現状です。相手のレベルが上がっても、しっかりとプレー出来るようにしたいです。高いレベルになるとプレスが早くなるので、プレスが早くても、しっかりと枠を捉えられるシュートが打てるように、普段の練習から意識していきたいです」

―インターハイで準優勝し、全日本ユース選手権出場
「相手は高校だけだったので、個人的には優勝を狙っていました。なので、決勝で負けたことは残念です。でも、高円宮杯に出られるのは嬉しいです」

―プリンスリーグでは大先輩の岡崎慎司選手が1年生のときにつけていた23番をつけてプレーしていましたね。しかも同じ宝塚ジュニア出身です。
「慎司さんとは僕が小学校のときに会っています。ワールドカップを見て応援していました。小学校の頃から憧れていた先輩ですし、ワールドカップを見て、自分にとって身近な人があの舞台に立っているので、自分も努力をいっぱいして、そこを目標にしていきたいと思いました。自分の武器である左から切れ込んでの右足シュートにもっと磨きを掛けていきたいと思っています」

(取材・文 安藤隆人)

連載:
「Youth star voice」
[高校サッカー]

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