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[天皇杯予選]水戸を率いた前田監督率いる東京国際大が埼玉県代表に!!

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[8.29 第15回埼玉県サッカー選手権大会 平成国際大 1-3 東京国際大 NACK]

 第90回天皇杯埼玉県代表を決定する平成22年度彩の国カップ・第15回埼玉県サッカー選手権大会の決勝が29日、埼玉・NACKスタジアムで行われた。平成国際大と東京国際大の埼玉県大学1部リーグ勢同士の対戦となった試合は、3-1で東京国際大が勝利し、天皇杯本戦出場を決めた。

 平成国際大には今年4月に行われたU-19代表候補合宿にも招集されたDF須藤貴郁(1年=矢板中央高)が在籍中でこの日も先発出場。チームは、埼玉県大学リーグの1部に所属しているが関東2部リーグへ復帰すべく、日々練習に励んでいる。

 一方、東京国際大のサッカー部は強化部としての活動を始めてからわずか3年目。最近では強豪校やユースクラブから積極的に選手を集めている新興大学だ。また、03年から07年のシーズンで水戸ホーリーホックの監督だった前田秀樹氏が監督を務めている。

 試合は前半36分、東京国際大のDF岩井雄大(2年=武南高)がPA前中央でこぼれ球につめると切り返しからグラウンダーのシュートを決め、先制に成功する。さらにその6分後、東京国際大が追加点を獲得。MF高橋明嗣(1年=筑陽学園高)の右クロスを中央に走りこんだ岩井が右足でしっかりと流し込み、この日2得点目となるゴールを決めた。

 後半に入っても東京国際大の勢いは衰えず、4分にはMF瀬野高司(2年=明徳義塾高)が左コーナー付近からのFKを直接沈め、ダメ押しの3点目を獲得する。

 平成国際大も33分、FW有馬彦利(4年=学習院高)からの右クロスを受けたFW高屋翔平(2年=青森山田高)がゴールへと押し込み、意地の1点を返す。だがそれ以上の追撃はできず、試合終了。3-1で勝利を挙げた東京国際大の前田秀樹監督は「始まるまでは天皇杯予選での勝算はないと思っていた」としながらも、「埼玉県代表として恥のないゲームをしたい」と本戦への豊富を語った。

 埼玉県代表として天皇杯本戦へ出場する東京国際大は9月3日18時から熊谷陸上競技場で行われる天皇杯1回戦で栃木県代表チームと対戦する。

【埼玉】
[決勝]
平成国際大 1-3 東京国際大
[平]高屋翔平(78分)
[東]岩井雄大2(36分、42分)、瀬野高司(49分)

<写真>天皇杯本戦出場を決めた東京国際大のメンバー

(取材・文 片岡涼)

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