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「10を選びますね」。本田が背番号10の継承を希望

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 日本代表MF本田圭佑が8日、CSKAモスクワに合流するため、成田空港からロシアに向かった。サンケイスポーツなどによると、背番号について問われた本田は「何番でも選んでいいといわれたら『10』を選びますね。今後もトップ下がいい? もちろんです」と日本代表の背番号「10」の継承を希望した。

 日本代表の「10」といえば、古くはラモス瑠偉、最近では中村俊輔が長らく背負ってきた。いわばチームの顔だ。本田は南アフリカW杯でもそうだったが、新生ジャパンの初陣でも「18」をつけた。「10」は俊輔が代表引退を表明したため空番だったが、今回の親善試合2試合では、W杯時の背番号がそのまま引き継がれた。10番や玉田圭司の11番など“空位”のものは、新メンバーが体型に合わせて当てはめられた。たまたま10は空きになったという。

 本田は過去、高校時代やVVVで10番を背負っている。「高校の時やフェンロ時代もそうだったし、10番はよくつけていた」と本人も回顧した。10月からはザッケローニ新監督が指揮を執るため、メンバーも大きく変わる可能性があり、そこで真の新生日本代表としての“新背番号”が与えられる見通し。その際、トップ下を任されることが濃厚な本田が、新10番となる可能性はある。

 なお日本代表の背番号は通常、所属クラブで背負っているものを基準にして、マネージャーが原案を作り、時の監督の承諾を得て決められる。選手によっては、監督が期待を込めて10や11、7の“主力番号”を与えるケースもある。クラブで同じ番号を背負う場合は、年齢や実績が考慮される。ザック・ジャパンにおいては本田のほかに、アディダス社と契約する香川真司が10番の候補となりそうだ。

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