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攻撃陣は雨中のミニゲームで汗。怪我の遠藤もフルメニューを消化

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 攻撃陣はさっそく5対5や4対4などミニゲームを行った。ステファノ・アグレスティコーチや和田一郎アシスタントコーチらが見守る中、要所要所で激しさのあるボール回しが展開された。

 いつもは遠藤保仁らパサータイプがフリーマンを務めることが多いが、5対5ではCFとして期待されるFW前田遼一(磐田)がフリーマンを務め、ビブス組はMF遠藤保仁、MF阿部勇樹、MF本田拓也、FW松井大輔、FW金崎夢生が、もう一方はMF中村憲剛、MF長谷部誠、MF細貝萌、FW関口訓充、FW岡崎慎司が組んで行われた。

 途中から、この日欧州から帰国したばかりの松井、阿部、長谷部の3選手は疲労を考慮されて外れたが、その後はゴールもGKも置かれた4対4に移行し本格的なミニゲームに。小雨の振る中で計約30分間、しっかりと汗を流した。きつい練習には慣れているはずの長谷部も「特に指示がなくて、とにかく動いてといわれた。けっこう練習が長かった。軽いかなと思っていたのでびっくりです」と苦笑いを浮かべた。

 左ふくらはぎ痛と右太股裏痛を抱え、代表合流が不安視されていたMF遠藤保仁はフルメニューを消化。「リバウンドはないですね。コンディションも問題ないです。出るかどうかはわからないけど、ここ最近では一番よかった」と、ひとまず患部に問題がないことを明かした。

 きょう5日の練習からはFW本田圭佑、FW香川真司、FW森本貴幸が帰国して合流し、本格的な戦術練習が行われる見通し。午後は非公開練習も予定されている。アルベルト・ザッケローニ新監督は初日のこの日、守備陣へ入念な指導を行ったが、今後は攻撃陣にも“メス”が入れられるはず。2トップなのか、3トップなのか、はたまた1トップか。司令塔は? アンカーは? いったいどんな“ザック色”が現れるか注目される。

<写真>ミニゲームで、シュートに行こうとする岡崎に果敢にアタックに行く遠藤。雨中の中、元気に走り回った

(取材・文 近藤安弘)

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