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10番・水沼、悔やまれるクロスバー直撃2連発

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[11.4 練習試合 U-21日本代表1-1水戸]

 日本の背番号10を任された。7日開幕のアジア競技大会(中国・広州)に出場するU-21日本代表の背番号が発表され、10番はMF水沼宏太(栃木)に決定。水戸との練習試合にも右MFで先発し、攻撃陣を引っ張った。

 前半7分にMF大塚翔平のゴールで先制したが、その後は水戸のプレッシャーの前に中盤でボールをつなげず、思うようにチャンスをつくれなかった。「ひとりひとりの距離が遠かった。動きづらい部分もあったけど、時間が経つにつれて改善された」。後半は徐々に流れを引き寄せたが、後半5分、14分と水沼のシュートは立て続けにクロスバーを直撃。2点目を奪えず、後半25分にはカウンターから失点を喫し、1-1の引き分けに終わった。

 「今日みたいな相手はアジアでも出てくると思うし、その中でどう動いてシンプルにできるかに懸かっているというのを強く感じた。本番が近付いているし、みんなで話し合って、今日の反省とか良かったところを出し合って、いい方向に向かっていきたい」

 いよいよ明日5日に現地へ出発する。8日のグループリーグ初戦の相手は開催国の中国だ。完全アウェーの厳しい環境が予想されるが、「特にプレッシャーはない。目の前の敵を倒すことに全力を尽くすだけ。自分たちのサッカーをすれば勝てる相手だと思う」と意気込んでいた。

[写真]U-21日本代表の10番を背負う水沼

(取材・文 西山紘平)
第16回アジア競技大会特設

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