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静学の名将がプロサッカー選手育成スクール発足へ

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 高円宮杯第21回全日本ユース(U-18)サッカー選手権で高校チーム勢最高の4強へ進出した静岡学園高サッカー部の井田勝通前監督(現同中高エキスパートアドバイザー)が4種チーム「SALFUS oRs」(サルファス oRs、静岡県静岡市)のチーフ・テクニカル・オフィサー(CTO:Chief Technical Officer)に就任し、プロサッカー選手育成スクールを立ち上げることがわかった。

 井田氏は静岡学園高監督として、同校を95年度の全国高校選手権優勝へ導いているほか、元日本代表DF三浦泰年、FW三浦知良の三浦兄弟をはじめ、DF永田充(新潟)やDF小林祐三(柏)、MF狩野健太(横浜FM)らこれまで60名以上のプロサッカー選手(Jリーガー等)を育ててきた。近年は高校3年間の指導に加え、静岡学園中にサッカー部を立ち上げ、中学1年から高校3年までの6ヵ年で徹底的な個人技を植え付ける指導にチャレンジ。昨年度は静岡学園中が全国中学校大会で優勝し、今年度は同中学サッカー部出身の静岡学園高MF大島僚太が川崎フロンターレと11年新加入の仮契約を交わし、同中学から生まれたJリーガー第1号となるなど、その成果は個人の成長及びチームの結果にも如実にあらわれてきている。

 ただし「(世界レベルの技術を身につけるには)それでもなお遅すぎる」(高校の3年、中高の6年ではなく、小中高の9年間が必要)という考えを持つ井田氏は兼ねてから検討していた小学生からの指導を行うことにより、本当に「世界で活躍するプロサッカー選手を育成する」さらなるチャレンジを広げることを決意。近年小学生年代では突出して個の育成を実践している4種チーム「SALFUS oRs」のチーフ・テクニカル・オフィサー(CTO:Chief Technical Officer)に就任し、プロサッカー選手育成スクールを立ち上げることとなったようだ。

 プロサッカー選手育成スクールは「ボン・ジ・ボーラ(bom de bola)」という名称になる模様。井田氏は2011年4月より、週3~4回程度、SALFUS oRsの3~6年生選手を指導し、「日本人から本当に世界に通用する一流選手が生まれるか」というチャレンジを実践するという。

詳細については以下まで
SALFUS oRs 遠藤貴久 424-0061静岡市清水区大内119-3
mail@orsc.or.jp

(FBN)

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