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[アジア大会]實藤が殊勲弾!!日本がUAE破り初優勝飾る!!

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[11・25 第16回アジア競技大会決勝 U-21日本代表 1-0 U-23UAE代表 広州]

 U-21日本代表は25日、中国・広州で行われている第16回アジア競技大会の決勝UAE戦に臨み、實藤友紀の得点で1-0勝利を収め、見事に初優勝を果たした。

 4-5-1システムの日本は、決勝トーナメントに入って以降4試合連続の不動のメンバー。GKは安藤駿介で4バックは右から實藤、薗田淳鈴木大輔比嘉祐介。中盤は山村和也と山口螢がダブルボランチを組み、右が水沼宏太で左が山崎亮平東慶悟がトップ下に入り、永井謙佑が1トップを務めた。

 試合は序盤、UAEが押し込む展開となった。前半9分のアラブリのバイシクルシュートを皮切りに、同24分に左サイドのFKからアルハマディがゴール前にクロスを送ると、アル・ムサビのヘディングシュートがGK安藤を強襲した。

 日本も前半36分、PA手前のFKから水沼が直接シュート。これは惜しくも左に外れている。さらに同43分、永井が東のスルーパスに抜け出してシュートを放つが、これはクロスバーの上となった。

 後半に入ってもUAEペースは変わらず、同3分には右サイドを突破したアル・ムサビがゴール前にグラウンダーのクロス。アラブリがダイレクトで合わせたボールはクロスバーを弾き、さらにGK安藤の足に当たって再度クロスバーに直撃。最後は安藤がかろうじて抑えた。

 その後もUAEが攻勢を強めるが、後半28分には日本がワンチャンスをモノにする。左サイドのショートコーナーから水沼がゴール前ファーサイドにクロスを送ると、ボールを受けた實藤が右足で強烈なシュートを突き刺し、待望の先制点を奪った。

 後がなくなったUAEは攻撃的な選手を次々と投入して反撃を開始。後半36分にはアルバローシが右サイドから上げたクロスを交代出場のアル・カシリがバックヘッド。これはGK安藤が反応してセーブ。後半ロスタイムのCKにはGKホウサニまでが上がる捨て身の攻撃を見せたが、日本が最後まで耐え抜くと長いロスタイムの末に試合は終了。日本が1-0で勝利を収め、初優勝の歓喜に包まれた。

[写真]初優勝を果たしたU-21日本代表

(文 宝田雅樹)

第16回アジア競技大会特設

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