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[アジア大会]国際大会でまたも大暴れ!永井が得点王獲得

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[11・25 第16回アジア競技大会決勝 日本 1-0 UAE 中国・広州]

 U-21日本代表のFW永井謙佑(福岡大)が5得点で大会得点王に輝いた。今大会は予選リーグ初戦の中国戦、マレーシア戦で2試合連続ゴールを決めると、決勝トーナメント1回戦のインド戦では2得点。そしてイランとの準決勝では、DF3人に囲まれながらも個人で打開して決めた決勝ゴールでチームを決勝の舞台へと引き上げた。
 迎えた決勝では得点こそなかったものの、素晴らしいスピードでゴールへと迫り、決定機を演出。そして前線から相手を追い回す献身的なディフェンスが、反撃するUAEのリズムを崩した。攻守に貢献した永井はアジア制覇を成し遂げるとともに、得点王争いも制した。

 U-19日本代表として臨んだ08年AFC U-19選手権、全日本大学選抜の一員として戦った09年ユニバーシアードに続く得点王。国際大会での得点王タイトルを再び自身の肩書きに加えた。大会前に「ゴールを取って活躍したい。出た試合では点を取れるようにしたい」と誓っていた快足ゴールハンターは得点はもちろん、その爆発的なスピードでチャンスメーカー役もこなし、イラン戦の先制アシストを記録するなど、1トップの責任を十分に果たした。

 自身にとってアジア大会制覇は通過点だ。「U-19で負けて、世界に出られなかったので、世界の選手とやりたい気持ちはめちゃくちゃある。絶対にロンドンに行きたい」と誓う大学4年生。未だ未定の進路について、これから話題が集中しそうな永井だが、その視線はしっかりと2年後のロンドン五輪へ向けられている。

(協力=FAR EAST PRESS、文=吉田太郎)
第16回アジア競技大会特設

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