29日のアジア杯決勝で日本と対戦するオーストラリア代表は28日、ホルガー・オジェック監督、DFルーカス・ニールが公式会見に出席した。

　95～96年、07年～08年3月の2度に渡って浦和の監督を務めた指揮官は「日本は簡単な相手ではない。新しい世代の選手も加わり、選手の技術は非常に高い。日本に対する知識はあっても、試合を戦う上で必要なのはまた異なる知識だ」と警戒しながらも「面白いチャレンジの試合となる。楽しみにしている」と不敵に笑った。

　MF香川真司の離脱についてオジェック監督は「香川はブンデスリーガでも活躍している素晴らしい選手だが、1人の選手だけに注意していたわけではない」と強調。ニールは「香川はいなくなったが、本田がいる。プレミアリーグも注目していると聞いているし、クオリティーの高い選手だ」と話し、警戒する選手としてMF本田圭佑の名前を挙げた。07年のアジア杯準々決勝ではPK戦の末、日本に敗れているオーストラリア。ニールは「日本はGKも素晴らしい。明日は90分で終わることを願っているよ」と報道陣の笑いを誘っていた。

[写真]公式会見に出席したオジェック監督(左)とDFルーカス・ニール

(取材・文　西山紘平)

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