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ザックはすでに23人のリストを作成、今後は海外クラブとの交渉へ

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 29日に大阪・長居スタジアムでJリーグ選抜(仮称)と対戦する「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」の日本代表メンバーについて、原博実技術委員長は、イタリアに帰国中のアルベルト・ザッケローニ監督からすでに23人のリストを受け取っていることを明らかにした。

 リストには、すでに所属クラブに招集要請文書を送っている海外組12人(GK川島永嗣、DF内田篤人、DF長友佑都、DF槙野智章、DF吉田麻也、MF本田圭佑、MF長谷部誠、MF松井大輔、MF細貝萌、MF阿部勇樹、MF家長昭博、FW岡崎慎司)も含まれているが、対戦相手がニュージーランド代表からJリーグ選抜に変更され、国際Aマッチではなくなったため、招集レターに強制力はない。

 原委員長は「国際Aマッチではなくなったが、こういう活動になったので、是非参加させてほしいというレターを出す」と語り、あらためて各クラブに対し協力を要請する意向を明らかにした。

 原委員長によると、「12人には国際Aマッチではなくなる可能性も伝えているが、それでも来ると言ってくれている」と、選手は参加の意思を示しているとのことで、あとは各クラブとの交渉次第。「各クラブと連絡を取って、しっかり調整したい。代表メンバー全員を集められるように、全力で交渉したい」と力説した。

 原委員長は「紅白戦など練習をしっかりできる人数を集めたい」と、23人程度を招集する考えを示しており、派遣を拒否する海外クラブが出てきた場合は、その分を国内組から“補充”し、週明けにも招集メンバーが発表される見通しだ。

「代表はAマッチデーしか集めることができない。いいメンバーを集めて、しっかり練習して、いい試合をして、いい姿を見せたい」。チャリティーマッチとしてはもちろん、A代表の貴重な強化の場としても位置付けており、代表合宿は26日から3日間の練習期間も予定している。

(取材・文 西山紘平)

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