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ミニゲームで調整のU-17代表、「メキシコに借り返す」

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 U-17日本代表はメキシコ遠征出発を同日午後に控えた23日午前、千葉県成田市内で約1時間30分のトレーニングを行った。5人ずつの4チームに分かれて各3試合が行われた1本約10分間のミニゲームでは、右足負傷の大事をとったGK中村航輔(柏U-18)を除く20人が参加。エースFW南野拓実(C大阪U-18)がゴールを連発し、MF野沢英之(F東京U-18)、DF吉野恭平(東京Vユース)、FW野津田岳人(広島ユース)らが好連係から連続ゴールを決めたほか、DF鈴木隆雅(鹿島ユース)、MF堀米悠斗(札幌U-18)が勝負にこだわったプレーでスタッフ陣を沸かせるなど好ムードのいい中で練習を終えた。

 4月5日まで約2週間のメキシコ遠征ではU-17メキシコ代表と2試合、そしてU-20クルスアスル戦、トルーカ戦と計4試合が組まれている。6月に開催されるU-17W杯メキシコ大会での対戦相手はまだ決まっていないが、標高2,000mを越える高地・メキシコシティでの試合、練習は6月開幕の本番へ向けていいテストになることは間違いない。

 またU-17メキシコ代表は昨年の第14回国際ユースサッカー大会in新潟で0-2で敗れている相手。実際にW杯で対戦する可能性のある強豪との戦いへ向けて鈴木は「自分が武器としているスピードがどのくらい通用するか。1対1とか中南米の選手との戦いでテストする」。そして吉武博文監督は「(昨年)0-2で負けているので借りを返したい。気後れせずに積極的にいくこと」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)

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