湘南のルーキー高山がプロ初ゴール。反町監督「決めちゃったら高山じゃない」
[5.8 J2第11節 湘南1-1愛媛 平塚]
湘南ベルマーレは愛媛戦で3試合ぶりのゴールを奪った。こじ開けたのは、専修大からのルーキーFW高山薫だ。後半開始からFW佐々木竜太に代わって出場すると、同14分にMFアジエルの縦パスにスピードを活かして抜け出し、右足でゴール左下に先制点を決めた。
これが記念すべきプロ初ゴール。高山は「点が取れたことは嬉しいです。でも、もう1点取れたら勝てたので、悔しさのほうがある。点を取ったあと、攻めきれなかった」と複雑な表情を浮かべた。
指揮官の起用に応えた。ルーキーながら、持ち味のスピードとがむしゃらさを発揮して開幕から全5試合に途中出場。この日は自身最長の45分間(ロスタイムを入れると約49分間)プレーした。「見ての通りのガムシャラにやるタイプ。連戦の影響もあり、長い時間チャンスを与えてもいいかという思いがあった」と反町康治監督も高山の奮闘に応える形で、疲れがあった佐々木に代えて投入したことを明かした。
見事、結果を出した高山に対し、指揮官は「普通ならあそこで決めないのが高山で、決めちゃったら高山じゃない。決めたので嬉しいんだか、悲しいということはないけど、ちょっと驚いている」「あんな髪型している20代の選手は今時もういないと思うが、田舎の理髪店の店頭ポスターになるようなあの髪型はどうにかしてほしいですね」と“ボンバーヘア”とも言えるパーマヘアをネタにいじりつつも、「彼には左右のスペースに走ってペナルティエリアの横から起点になれと注文したが、それに応えてくれた。そのおつりがあのゴールだったのでは。全試合に絡んでいて、ゴールも取れたということは彼にとっても大きいと思う」と称えた。
「この連戦でチームが勝ててなくて、点を取って守ろうという意識があったと思う。勝ちたかったですね」。ムードメーカーの高山は、今はスーパーサブ的役割を与えられており、今後も途中出場の可能性が高いが、今度こそ、チームを勝利に導くゴールを奪う。
[写真]ゴールを決めた高山
(取材・文 近藤安弘)
湘南ベルマーレは愛媛戦で3試合ぶりのゴールを奪った。こじ開けたのは、専修大からのルーキーFW高山薫だ。後半開始からFW佐々木竜太に代わって出場すると、同14分にMFアジエルの縦パスにスピードを活かして抜け出し、右足でゴール左下に先制点を決めた。
これが記念すべきプロ初ゴール。高山は「点が取れたことは嬉しいです。でも、もう1点取れたら勝てたので、悔しさのほうがある。点を取ったあと、攻めきれなかった」と複雑な表情を浮かべた。
指揮官の起用に応えた。ルーキーながら、持ち味のスピードとがむしゃらさを発揮して開幕から全5試合に途中出場。この日は自身最長の45分間(ロスタイムを入れると約49分間)プレーした。「見ての通りのガムシャラにやるタイプ。連戦の影響もあり、長い時間チャンスを与えてもいいかという思いがあった」と反町康治監督も高山の奮闘に応える形で、疲れがあった佐々木に代えて投入したことを明かした。
見事、結果を出した高山に対し、指揮官は「普通ならあそこで決めないのが高山で、決めちゃったら高山じゃない。決めたので嬉しいんだか、悲しいということはないけど、ちょっと驚いている」「あんな髪型している20代の選手は今時もういないと思うが、田舎の理髪店の店頭ポスターになるようなあの髪型はどうにかしてほしいですね」と“ボンバーヘア”とも言えるパーマヘアをネタにいじりつつも、「彼には左右のスペースに走ってペナルティエリアの横から起点になれと注文したが、それに応えてくれた。そのおつりがあのゴールだったのでは。全試合に絡んでいて、ゴールも取れたということは彼にとっても大きいと思う」と称えた。
「この連戦でチームが勝ててなくて、点を取って守ろうという意識があったと思う。勝ちたかったですね」。ムードメーカーの高山は、今はスーパーサブ的役割を与えられており、今後も途中出場の可能性が高いが、今度こそ、チームを勝利に導くゴールを奪う。
[写真]ゴールを決めた高山
(取材・文 近藤安弘)