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[C☆voice43]明治大DF丸山祐市「自分の背中で見せていきたい」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第43回は明治大の全日本大学選抜DF丸山祐市(4年=國學院久我山高)選手です。

 昨年U-21日本代表にも選出された大学サッカー界屈指のCB。正確無比な左足キックと安定感際立つ守備力を武器に注目を集まるDFですが、高校時代は無名で明治大にも学校の指定校推薦を勝ち取り、入部テストをパスしてから現在地までたどり着きました。J注目DFも大学卒業後は一般企業への就職を希望。本格的なサッカー人生最後の一年にかける思いとは?(取材日:5月14日)

―圧倒的な力で優勝した昨年から今年は苦しいスタートとなっている
「3節終わって、(未勝利、無得点で)山田さんたちが抜けちゃって攻撃力が完全に落ちたのは目に見えてわかってきたんで、チーム一丸になって頑張ろうとなってきている。リーグ戦が始まる前はJ相手でも結構できていたけれど、開幕戦で出足がよくなくて、前の選手の経験がなかったり、そこで基本的な経験の差が出てしまった。今年はもちろん優勝を目指しているし、常勝ということを掲げてやってきたけれど、3節終わって『優勝が厳しいという状況』という話になっている。残留がまず目標となるけれど、一方でこれから全勝しちゃえば優勝できるとも思うんで、残留は頭に入れつつ優勝目指して、目の前の敵を倒していきたい」

―その中で今年の自らの役割とは
「選抜とか選ばれて影響力があると思っているんで、そういうところを背中で見せていきたいという部分があるんですけど、昨日の練習とかでも自分のことばっかり考えている部分があって。これは今自分が直していかないといけないと思う」

―どのような1年に
「まずは明治で結果を残していくということを前提に。その先にユニバとか選ばれれば、明治の代表として意識してやっていきたいと思う」

―3戦未勝利と苦しい状況だが
「点が入りさえすれば建て直しはできる。ディフェンスは誰が出ても変わらないと思っている。やることははっきりしているし、安定はしている」

―明治で成長した4年間だった
「明治に入ってよかったと思っていて。自分自身は久我山でまったく知名度もなかった。明治でいい監督、いいコーチに出会えてつかってもらって、“大学デビュー”させてもらったと思っている。後輩たちに何かひとつでも残してあげられればと思っている」

(取材・文 吉田太郎)
連載:「College star voice」

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