ガンバ大阪は28日、FWアドリアーノがアルジェイシ(カタール)への完全移籍で契約合意に達したことを発表した。アドリアーノは既に今月17日から移籍に向けてチームを離脱していた。

　クラブを通じてアドリアーノは「今年、ガンバに加入するにあたり、ガンバ大阪の歴史に名を残したいと決意してきました。そして、もし僕が20代前半であれば、これからもガンバ大阪でプレーすることを決断したと思います。現在、僕は30代を目前にして、今後、このようなオファーを頂くチャンスが巡ってくるかはわかりません。家族のこと、そして人生設計を考える上で経済的な面での決断が一番大きな要素となりました。自分のことを最優先に考えた結論に対し、サポーターの皆さんには謝りたいと思いますし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

　ガンバ大阪はみんながフレンドリーで、プレーもやりやすいチームでした。本当にシーズン途中でチームを去るのは残念な気持ちです。

　ガンバ大阪の選手、スタッフ、サポーターの皆さんには感謝の言葉しかありませんし、万博でゴールを決めた時の声援には鳥肌が立ちました。これからもガンバ大阪のことを応援しています。優勝を楽しみにしています」と感謝の気持ちを述べている。

(文　片岡涼)