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湘南が2点ビハインドから逆転勝利!!決勝弾の高山「上手さじゃなくて気持ちかな」

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[9.11 J2第27節 富山2-3湘南 富山]

 湘南ベルマーレが0-2から後半で試合を一気に引っくり返し、カターレ富山に3-2で勝利した。後半35分に決勝弾を決めたFW高山薫は試合後のテレビインタビューで「昨日の試合で播戸さんがハットトリックをして逆転していた。そういう上手さじゃなくて気持ちかなと思った。そうしたら上手く入ったので良かった」と胸を張った。

 0-2で迎えた後半から湘南の猛攻は始まった。まずは後半9分、FWアジエルの右クロスにニアサイドのDF臼井幸平が頭で合わせて1点を返す。さらに同27分には11戦ぶりに先発したFW田原豊が同点弾。高山の左クロスに飛び込むとヘディングシュートを決めてみせた。

 そして鮮やかな逆転ゴールが決まったのが後半35分だった。DF遠藤航からのロングフィードを左サイドで受けた高山がドリブル突破。PA内へ入ったところで素早い振りで右足を一閃。放ったボールはゴールネットへ突き刺さり、3-2に突き放す逆転弾が生まれた。そのまま試合は終了し、湘南が6戦ぶりの勝利を飾った。

 湘南によると試合後、反町康治監督は「ハーフタイムで『泥臭くやれ』と言ったが、昨日のセレッソじゃないですけど、ひっくり返すことができた。またアウェイでもなかなか勝てていなかったので、嬉しく思っている」と6戦ぶりの勝利を喜んだ。

 対する富山は2点の先取もまさかの敗戦。前半32分に湘南のDF山口貴弘のパスミスを逃さずにMF平出涼がボールを奪うと、前線のMF朝日大輔へスルーパス。最後は朝日がPA内左からシュートを決めて先制に成功した。同39分にはプロ初先発の大卒ルーキーMF酒井貴政がアシストを記録。酒井のパスに抜け出したFW黒部光昭が冷静に左足シュートを決めて、2点のリードに成功した。しかし、ここ3戦無失点の守備陣も後半には崩壊。3失点を喫すると、2-3で試合は終了し、4戦ぶりの敗戦となってしまった。

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