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ハーフナーが代表戦に続いて2得点!!甲府が4得点決め、C大阪を一蹴

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[10.15 J1第29節 C大阪0-4甲府 金鳥スタ]

 降格圏に沈む16位・ヴァンフォーレ甲府がC大阪に4-0で快勝した。11日のW杯アジア3次予選・タジキスタン戦で国際Aマッチ初ゴールを含む2得点を決めたFWハーフナー・マイクがまたも2ゴールの活躍。勝利に大きく貢献した。この後に行われる試合で浦和が大宮に敗れた場合、甲府の降格圏脱出となる。

 代表戦で一躍ザックジャパンの“切り札”に躍り出たハーフナーがリーグ戦でも結果を出した。前半2分にMFパウリーニョが先制点を決め、1点リードで迎えた前半28分、FW片桐淳至のパスから左サイドへ走り込んだMFパウリーニョが中央へ折り返す。DF茂庭照幸をかわしたハーフナーがゴール正面へ走り込み、右足で押し込んだ。2-0に突き放すシュートが決まった。

 さらに後半18分、カウンターからピンチを迎え、最後はMF大竹洋平に決定機をつくられた。しかしPA内で仕掛けようとした大竹のボールをDF吉田豊がかっさらう。素早く左サイドへ開いたハーフナーがボールを受けると、鮮やかなターンでDFをかわし、自陣内からドリブルで駆け上がる。茂庭と並走しながら約70mをドリブル突破。PA内へ入ったところで、冷静にGKの位置を見極めて左足シュート。GKキム・ジンヒョンの脇を抜けたボールは、ゴールネットを揺らした。さらに終了間際のロスタイム2分には、途中出場のMF犬塚友輔がダメを押す4点目。甲府が4-0で勝利した。

 この日2点を決めたハーフナーは通算16得点となり、名古屋のFWケネディを抜いて、得点ランキングトップに躍り出た。試合後のテレビインタビューで現在、波に乗るストライカーは「自分は何もしてないです」と謙虚にコメント。「(1点目は)いいボールがきたので決めるだけでした。(2点目は)前が空いたので上がっていっただけ」と話した。

 勝ち点2差で追う15位・浦和に、プレッシャーをかける白星獲得。それでもハーフナーは目前の勝利に浮かれることなく、「残り5試合あるのでチームとして団結して、絶対に残留できるように頑張りたい」と力を込めた。

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