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C大阪を一蹴した甲府が降格圏を脱出!!16位・浦和とは勝ち点1差

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[10.15 J1第29節 C大阪0-4甲府 金鳥スタ]

 ヴァンフォーレ甲府がC大阪を4-0で下し、16位から15位へ浮上を果たすと、降格圏を脱出した。前節終了時点では勝ち点2差だった15位・浦和が、この日の試合で大宮に敗れたため、順位の入れ替えに成功した。

 今節はDF内山俊彦、DFダニエルと最終ラインの主力2人が出場停止だったが、中盤で先発したMF伊東輝悦らが守備にも大きく貢献。中盤での素早いプレスからC大阪の両サイドを狙ってのカウンターで幾度もチャンスをつくった。前半2分、自陣内でボールを奪うと、FW片桐淳至の縦パスに左サイドへ抜け出したMFパウリーニョが自ら持ち込み、左足でシュート。先制点を奪った。

 そして、前半28分、後半18分にはエースのFWハーフナー・マイクが追加点を決めた。終了間際のロスタイム2分には、PA内左でパウリーニョがボールキープ。ゴール正面でパスを受けた途中出場のMF犬塚友輔がシュートを決め、4-0。快勝を飾った。

 試合後のテレビインタビューで佐久間悟監督は「チーム編成上のアドバンテージで言えば、こちらに有利な部分があるかなと思っていた」と明かし、「セレッソさんは最終ラインが2枚になるので、中盤で奪ったときにはサイドから突いていこうと話していた。その通りにできた」と満足げな表情。終わってみればC大阪の9本に対して、16本のシュートを放ったことについては、「前回の対戦時は前半36分くらいまで1本もシュートを打たせてもらえなかったのに……」とチームの成長に顔をほころばせた。

 降格圏をわずかに勝ち点1差、抜け出した甲府は、今後は清水、横浜FM、磐田との対戦が控えている。今季の残るリーグ戦もわずかに5試合。この勝利で勢いをつけ、J1残留を勝ち取りたいところだ。

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