beacon

神戸は森岡のJ初ゴールで清水とドロー、4試合ぶりの勝ち点手にする

このエントリーをはてなブックマークに追加
[10.15 J1第29節 神戸1-1清水 ホームズ]

 ヴィッセル神戸は清水と1-1で引き分け、リーグ戦では実に4試合ぶりの勝ち点を手に入れた。10日に行われた天皇杯2回戦の三洋電機洲本戦(8-0)でプロ初ゴールを決めたMF森岡亮太が1点を追う後半40分に同点弾。森岡のリーグ戦初ゴールで引き分けに持ち込んだ。

 8発快勝を収めた天皇杯の勢いをリーグ戦につなげてみせた。この日は左SB相馬崇人が奮闘。幾度も果敢な攻撃参加をみせ、相手攻撃陣を押し込んだ。対峙したDF辻尾真二の攻め上がりを許さず、FW大前元紀にも自由なプレーをさせなかった。前半25分には、左CKからのこぼれを展開。FWポポのパスを受けた相馬がゴール正面からシュートを放った。これは惜しくもGKに止められた。同27分にはオーバーラップした相馬が中央へ折り返す。最後はポポがシュートを放ったが、ポスト左へ外れた。前半終了間際には、FW吉田孝行が右サイドからシュートを放つもポストを叩いた。前半を0-0で折り返した。

 チャンスをつくるも1点が奪えずに時間は過ぎる。すると後半10分にセットプレーから最後はDFボスナーに決められて失点。1点を追う展開となった。それでも臆することなく果敢に攻める。後半11分には、左CKから最後は相馬が強烈なシュート。惜しくもサイドネットへ外れた。幾度も見せ場をつくっていた相馬だが、同15分に足を痛めて自ら訴え、交代。代わってDF茂木弘人が出場した。

 なんとか同点弾が欲しい神戸は後半23分、吉田に代えて森岡を投入。この起用に森岡が応えてみせた。後半40分、右サイドからポポがドリブル突破。相手DFと競り合いながらも粘り強くゴールライン際まで攻めあがる。右クロスに森岡が右足ワンタッチで合わせてシュート。同点弾を決めた。そのまま試合は終了し、1-1の引き分け。勝ち点1を手に入れた。

 試合後のテレビインタビューで和田昌裕監督は「よく粘りをみせて同点に追いついてくれた」と表情を緩ませた。12位をキープし、降格圏の16位・浦和との勝ち点差は、残り5試合で7差となった。最終節まで残留争いを戦い抜いた昨季より、余裕のある数字となったが、指揮官は「うちはまだ何も決まってないし、次の試合を十分に戦って勝利を上げていきたい」とその表情を引き締めた。

TOP