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豊田が決勝PK!!鳥栖が札幌との上位対決制し10戦負けなしで2位浮上

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[10.16 J2第31節 札幌0-1鳥栖 札幌厚別]

 2位コンサドーレ札幌と3位サガン鳥栖の昇格争い直接対決は、前半7分にFW豊田陽平のPKで先制した鳥栖が1点を守り抜き、1-0で競り勝った。3連勝の鳥栖は勝ち点を53に伸ばして札幌に並ぶと、得失点差で上回り、順位も逆転して2位に浮上した。一方の札幌は7試合ぶりの黒星となった。

 MF金民友を負傷で欠いた鳥栖だったが、PKによる虎の子の1点を守り切った。前半7分、MF藤田直之の右サイドからのロングスローのこぼれ球に反応したMF岡本知剛がPA内でMF近藤祐介に倒され、PKを獲得。これを豊田がGKの動きをよく見てゴール右に蹴り込んだ。得点ランキングトップを走る豊田の2試合ぶり今季14点目で立ち上がり早々に先制に成功した。

 同点ゴールを目指して反撃に出る札幌だが、鳥栖の粘り強い守備を攻めあぐねた。FWジオゴが厳しいマークに遭い、なかなか決定機をつくれない。前半44分にはPA内で間接FKのチャンスを迎えるが、近藤のシュートは枠を捉え切れず、前半を1点ビハインドのまま折り返した。

 札幌は後半に入ってさらに攻勢を強めるが、DF岩沼俊介の左サイドからのアーリークロスに反応したMF内村圭宏の右足ボレーがGK赤星拓のビッグセーブに阻まれるなど1点が奪えない。鳥栖の1点リードのまま試合は終盤に入ると、後半30分に札幌のジオゴが2枚目の警告で退場。数的優位に立った鳥栖が、そのまま1-0で逃げ切った。

 3連勝で10試合負けなし(8勝2分)とした鳥栖は2位に浮上。次節19日の富山戦後は23日にF東京、26日に千葉と昇格争いのライバルとの直接対決が続く。赤星は試合後のインタビューで「まだまだ試合はある。満足はしていないけど、上にいることは大事」と強調。「一戦必勝を合言葉にやっている。まずは富山戦に向けて早くリカバーして、いい準備をしたい」と目の前の試合に集中し、気持ちを切り替えていた。

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