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守護神・榎本が今季初出場の徳島は佐藤2発で京都を下す

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[10.16 J2第31節 京都1-2徳島 西京極]

 5位徳島ヴォルティスはFW佐藤晃大の2ゴールで京都サンガF.C.に2-1で勝利した。この日に行われた試合で3位・鳥栖が2位・札幌に勝利したため、昇格圏の3位以内への浮上は果たせなかったが、今後へつながる確実な勝ち点3を手に入れた。

 2日に行われたリーグ戦ではF東京に0-2の敗戦。10日の天皇杯では大分に0-1で敗れ、公式戦連敗中だったが、負の流れを自ら断ち切った。開始直後の前半3分、DF西嶋弘之の左クロスに佐藤が合わせて、ヘディングシュート。これがゴールネットを揺らし、先制に成功した。

 さらに前半31分には、またも佐藤がゴールを決める。右サイドからのFKはDFに阻まれるが、こぼれを拾ったDF三木隆司が左サイドへ展開。MF斉藤大介が蹴り込んだロングボールにファーサイドのDFペ・スンジンがゴール前で粘る。最後はこぼれを拾った佐藤が蹴り込み、2点差に突き放すシュートを決めた。2-0で前半を折り返した。

 後半7分にはロングボールから裏へ抜け出され、最後はGK榎本達也との1対1からFW宮吉拓実にシュートを決められ、失点。その後もピンチの場面を迎えたが、今季初出場のGK榎本が奮闘。今年2月に左アキレス腱断裂で全治6ヵ月の大怪我を負い、長期離脱していた守護神が、今季初出場となった一戦で積極的なプレーをみせ、ゴールマウスを守った。そのまま2-1で試合は終了。徳島が上位争いに生き残る上で大きな勝ち点3を手に入れた。

 試合後のテレビインタビューで榎本は「ケガからやっと出られるようになって、1試合目で勝てたことは、個人としてもチームとしても大きいものなのかなと思う」と勝利を喜んだ。また、2得点を決めた佐藤だったが「この試合でも、まだまだ点は入ったし、もっともっと頑張りたい」と意欲をみせ、「この5連戦の全部で勝ち点3を取るつもり。なのでまだまだ満足できない」とキッパリ話した。

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