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カウンターから2発!!等々力で8年ぶり勝利の新潟が連勝で残留に前進

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[10.16 J1第29節 川崎F1-2新潟 等々力]

 アルビレックス新潟がFWブルーノ・ロペスの2得点で川崎Fに2-1で競り勝ち、今季2度目の連勝を飾った。試合前の時点で降格圏が勝ち点3差に迫る中、7連敗中だった“鬼門”の等々力でJ2時代の03年6月以来の勝利。J1残留へ、大きな勝ち点3を手にした。

 電光石火のカウンターで狙いどおりの連続ゴールを奪った。後半14分、いったんは自陣PA内まで攻め込まれながら中盤でセカンドボールを拾ったFWミシェウが中央をドリブルで駆け上がり、左サイドに展開。パスを受けたブルーノ・ロペスは中に切れ込み、PA外左45度から右足ミドルをゴール右上隅に流し込んだ。

 さらに後半25分にも再びピンチから一転、追加点につなげた。自陣ゴールライン際まで守備に戻ったMF田中亜土夢が一気に前線まで大きくクリア。これを受けたミシェウが鋭いフェイントでマークをかいくぐる。DF井川祐輔のスライディングタックルもかわして右サイドをえぐると、ゴール前に折り返したボールをDF伊藤宏樹の前に体を入れたブルーノ・ロペスが押し込み、2-0と突き放した。

「川崎は攻撃力のあるチームで、しっかりカウンターを成功させる必要があった。それがうまくはまった」。今季通算12得点とし、得点ランキングでも4位タイに浮上したブルーノ・ロペスが胸を張る。前半45分にはミシェウがPKをGK杉山力裕に止められるなど嫌な流れで後半に折り返したが、引きずることなく、2トップのコンビで2点を奪った。

 後半35分にはMF菊地直哉が2枚目の警告で退場し、残り時間、10人での戦いを強いられたが、川崎Fの反撃を同44分のFWジュニーニョの1点に食い止め、2-1で逃げ切り勝ち。残り5試合で、降格圏の16位浦和との勝ち点差を6に広げた。黒崎久志監督は試合後のインタビューで「とにかく残りの試合、一戦一戦しっかり戦って結果を出せば、下を見る必要はない。今日の勝利は大きいけど、まだ試合は残っている。とにかく自分たちのサッカーをして、あとは結果を待つだけ」とコメント。目の前の試合で自分たちが勝ち点を積み上げていくことが自力残留につながっていく。

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