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自身にとって“大事件”の追加招集も、中央大DF大岩が1G1Aの猛アピール!!

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 追加招集されたDF大岩一貴(中央大)が11対11の実戦練習で1ゴール1アシストの活躍をみせ、U-22代表入りへ向けてアピールを果たした。DF實藤友紀(川崎F)とDF酒井高徳(新潟)の離脱を受けて、追加招集となった形だが、早々とU-22代表レベルでも十二分にできることを証明。自身も「初日は緊張したけど、きょうは結構できたと思う」と手応えを口にした。

 所属先の中央大ではCBとしてプレーするが、世界一に輝いたユニバーシアード日本代表では、おもにSBで起用された。この日の実戦練習でも、右SBでプレー。「CBでやりたいというのはある。それでもSBでも使ってもらえれば。普段はCBでやっている分、SBでも跳ね返せるというのが持ち味だと思っている」と意気込むと堂々とプレーした。

 11対11の実戦練習では、MF茨田陽生(柏)のクロスに合わせて、ゴール正面からヘディングシュート。「まさかだった」と笑って話したが「何かしたいなとは思っていた」という強い気持ちがゴールを生んだ。競り合いのシーンでも、持ち味の強さを発揮。Jで戦う選手たちを前に、高さで負けないことをみせつけた。そして終盤には、正確なクロスでMF山田直輝のゴールをアシスト。しっかりと結果を残した。

 U-22代表入りについては「正直、大学生のうちはキツいかなと思っていた」と明かす。「ユニバが終わったらロンドンを目指そうと、ユニバの監督から話はあった。だから大学で頑張って、プロ1年目で開幕スタメンで出て、五輪本戦にギリギリで入れればと漠然と思っていた」と話すとおりだ。しかし自身にとって「大事件」というU-22代表候補への初招集は、大学4年生の秋にまさかの早さでやってきた。

 ユニバーシアード代表でともにプレーしてきたDF比嘉祐介(流通経済大)やDF丸山祐市(明治大)と、再びプレーすることになった。「大学を代表してやってきた比嘉や丸山と一緒にできることは嬉しい」と笑顔をみせた。大学サッカー界屈指のDFが臆することなく、伸び伸びとプレーし、代表への生き残りを目指す。

(取材・文 片岡涼)

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