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ザッケローニ監督は自信満々、「私のチームには順応性がある」

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 W杯アジア3次予選・タジキスタン戦を11日に控える日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は10日の練習前、ドゥシャンベ市内中心部にあるホテルタジキスタンで公式会見に臨んだ。

 日本がタジキスタンに勝ち、同日の試合でウズベキスタンが北朝鮮に勝てば、2試合を残して日本とウズベキスタンの最終予選進出が決まる。ザッケローニ監督は「まずは目の前の試合に集中し、結果が出る(勝つ)ことを祈っている。その後の北朝鮮戦との2試合で3次予選を突破したい」と目標を語った。

 10月11日にホームの長居スタジアムで行われたタジキスタン戦は8-0という記録的大勝で勝ち点3を手にしたが、今回はピッチコンディションが悪いという不安材料がある。

「ホームとアウェーは違う。難しい試合になる」と何度も繰り返す指揮官だが、「私のチームは経験があり、インテリジェンスがある。順応性も兼ね備えている。だから、この状況に十分に順応すると思う」と、選手たちに信頼を寄せた。

 タジキスタンの報道陣から「インテルの長友がいないが、影響はあるか?」という質問が出ると「就任して14ヵ月の間に、1人、2人の選手が欠けてもチーム力が変わらないということを実感した。今回は長友選手と本田圭佑選手がいないが、これまでと同様の高いレベルのパフォーマンスを見せてくれることを確信している」と、ここでも選手への信頼感を口にした。

 警戒するのは、「ピッチ状況と、タジキスタンの選手が意地を見せてくるだろうということの2つ。3つ目があるとすれば、それは選手たちのこの試合に対するアプローチだろう」と言いつつ、「けれどもそこに関しては心配していない。そういうミスを犯す選手たちではない」と結んだ。

 進歩を続けるザックジャパン。指揮官はタジキスタンをリスペクトしつつ、勝利へ自信をのぞかせていた。

(取材・文 矢内由美子)


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