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藤本「オレンジの11番は俺しか似合わない」、塚本「ピッチに立つ夢は諦めない」

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[12.3 J1第34節 大宮3-1甲府 NACK]

 ホーム最終節で今季ホーム2勝目を飾った大宮アルディージャは試合後に最終戦セレモニーを行い、今季限りで退団する選手がサポーターの前で挨拶した。

 05年に大宮に加入後、キャプテンとしてもチームを引っ張ってきたMF藤本主税は「毎年、残留争いでハラハラドキドキさせてしまって、辛かったり苦しかったりしたけど、勝ったときの思い出ばかり頭に浮かんできます。本当に楽しかったです」とコメント。無念の戦力外通告に「オレンジの11番は俺しか似合わないけど、だれかに託します」とプライドをのぞかせながらも、「まだ選手を続けたいから、これからも頑張りますけど、指導者としての夢もありますから、また帰ってきます」と、監督として大宮に戻ってくることを誓っていた。

 また、右大腿骨骨肉腫からの復帰を目指していたDF塚本泰史も「去年、病気が発覚してから辛いことや、苦しいことがたくさんありましたが、僕は本当に幸せでした。 こんなに最高の仲間とサッカーができて、こんなに優しく温かいサポーターに支えられて、本当に幸せでした」と挨拶。10年2月に右大腿骨骨肉腫と診断され、3月に手術を受け、復帰に向けてリハビリを重ねてきた。クラブ側は今季限りで契約を更新しないことを決めたが、「絶対にピッチに立つという夢は諦めません」と宣言。「どんなに苦しくても辛くても、可能性が1%でも残っているなら、僕はそれを信じて努力していきたいと思います」と、現役続行に強い意欲を見せていた。

以下、各選手のコメント

●MF藤本主税
「7年間、お世話になりました。息子が生まれたのも加入した2005年で、息子の成長ととともに大宮公園サッカー場、NACK5スタジアム大宮で成長させてもらって、本当に感謝してます。 毎年、残留争いでハラハラドキドキさせてしまって、辛かったり苦しかったりしたけど、勝ったときの思い出ばかり頭に浮かんできます。本当に楽しかったです。オレンジの11番は、オレしか似合わないけど、だれかに託します。
 毎年のように来年は上位でハラハラドキドキさせますと言ってますけど、それはみんなに託します。まだ選手を続けたいからこれからも頑張りますけど、指導者としての夢もありますから、また帰ってきます」

●DF塚本泰史
「全国のサポーターの皆さん、僕を支援・サポートしてくれた皆さん、この2年間本当にありがとうございました。そして、大宮アルディージャの関係者の皆さん、ファン・サポーターの皆さん、本当に本当にありがとうございました。
 去年病気が発覚してから辛いことや、苦しいことがたくさんありましたが、僕は本当に幸せでした。 こんなに最高の仲間とサッカーができて、こんなに優しく温かいサポーターに支えられて、本当に幸せでした。
 来年はどうなっているかまだ分かりませんが、絶対にピッチに立つという夢は諦めません。どんなに苦しくても辛くても、可能性が1%でも残っているなら、僕はそれを信じて努力していきたいと思います。これからもよろしくお願いします。本当に4年間ありがとうございました」

●DF杉山新
「2年間ありがとうございました、この2年間振り返って印象的なシーンは、去年の開幕戦のセレッソ大阪戦です。村上選手からいいパスをもらったのにゴールを決められなくて悔いが残っています。
 やります、まだ! ファン・サポーターの皆さんありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします」

●FWホドリゴ・ピンパォン
「大宮アルディージャのサポーター、選手、スタッフ、クラブに関わる全てのみなさんに、とても良くしてもらい感謝の気持ちでいっぱいです。個人的には、チームの大事なときにケガをしてしまって、力になれず悔しいですが、自分自身これからも成長できるように頑張りたいと思います。そして、どこにいっても大宮を気にしております。ありがとうございました!」

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