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[大学選手権]J内定者サイン会、入籍したばかりの山村の姿も、プロポーズの言葉は「秘密で」

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 第60回全日本大学選手権の決勝は5日に東京・国立競技場で行われる。試合会場には関東大学リーグ所属の全選手が集合。試合前には来季のJリーグ入団内定選手のサイン会が行われ、流通経済大のU-22日本代表トリオ、MF山村和也(4年=国見高)やDF比嘉祐介(4年=流通経済大付柏高)、GK増田卓也(4年=広島皆実高)と中央大の同代表DF大岩一貴(4年=中京大中京高)ら多くの選手が出席した。

 鹿島アントラーズ入団が内定している山村は、女優の三村恭代(26)さんと元日に入籍していたことを、この日明らかにしたばかり。「今年1年はケガをして辛い思いをした。これからは、プロに入って一からのスタートになる年。そういう年を一緒に頑張って、ともに辛いことも楽しいことも味わっていきたい人だったので結婚という形になり、入籍しました」としっかりした口調で報告した。結婚については、1年前から意識し始め、2~3か月前にプロポーズを決断。昨年11月23日に恭代さんの実家で伝えたという。プロポーズの言葉については「それは秘密で大丈夫ですか?」とハニかんだ。

 学生結婚という形になるが、「結婚は前から意識していたし、難しいタイミングとも捉えられるかもしれないが、自分としてはいいタイミングだと思った」とキッパリ。伴侶を得て迎えた2012年へ向けて、「プロはまだまだ未知数。1日1日を大切に自分にできることをやっていきたい」とコメントし、「代表では、まずはケガから復帰してメンバーに入れるように。メンバーに入った試合に出られるように頑張りたい」と意気込んだ。

 また、U-22日本代表の大学所属選手も次々に意気込みを語った。増田は「これからは勝負の世界になる。自分が出たときはゼロで抑えて、守護神でいれるように。五輪は人生で一度しかないチャンス。自分のサッカー人生は五輪に出場することで大きく変わる。頑張りたい」と力強くコメント。比嘉は「大学では4年間いろいろな経験ができて、海外遠征を経験するなかで人間として成長できた」と大学生活4年間を振り返り、「2012年はプロ1年目でロンドン五輪もある。人生で一番大切な年になると思う」と意気込んだ。

 昨年末にU-22代表に選出され、一躍注目を浴びた大岩は「大学生活ではいい時も悪い時も1日1日成長できた」と中央大での4年間を振り返り、「プロに行って活躍しないと始まらない。五輪ではまずはメンバーに残っていけるように頑張りたい」と力を込めた。大学サッカーで大きく飛躍を遂げた選手たちが2012年は新たなステージへ挑む。

(取材・文 片岡涼)
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