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[PSM]ベストメンバーの横浜FM、ゲーム支配も決定力欠き栃木に敗れる

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[2.26 プレシーズンマッチ 栃木1-0横浜FM 栃木グ]

 横浜F・マリノスは26日、プレシーズンマッチを行い、J2の栃木SCに0-1で敗れた。試合序盤、なかなかリズムをつかめない横浜FMは、前半22分にセットプレーから失点。後半に入ると猛攻を見せたが、無得点に終わり、決定力に課題を残した。

 この日の横浜FMはJ1開幕に向け、ベストメンバーを組んだ。システムは4-4-2。GK飯倉大樹、DFラインは右から小林祐三、栗原勇蔵、中澤佑二、金井貢史。ダブルボランチを兵藤慎剛と小椋祥平が組み、右サイドに中村俊輔、左サイドには今季、愛媛から復帰したU-23日本代表MF齋藤学が入った。そして前線では大黒将志と9年ぶりの復帰となるマルキーニョスが2トップを組んだ。

 いきなりマルキーニョスが魅せた。前半1分、テクニカルなドリブルでDFをかわしながらPA内に進入。最後は大黒と重なるようになり、シュートチャンスを逃したが、いきなり存在感を見せつけた。

 しかしその後は栃木ペースで試合が進む。すると前半22分、MF菊岡拓朗のFKからDF當間建文に頭で叩き込まれ、先制を許す。同31分にもカウンターからピンチを招き、最後はゴール前に走り込んだサビアへのクロスを直前で栗原がカットし、事なきを得たが、攻守のバランスを欠き、1点ビハインドのまま前半を折り返した。

「攻撃はシンプルに早く展開しよう」と樋口靖洋監督がイレブンを送り出した後半、横浜FMはシンプルにつなぎ、積極的にシュートを放つ。後半16分、ゴール前に進入した金井のシュートはDFに当たり、バーの上へ。同19分のマルキーニョスのミドルシュートもわずかにクロスバーの上に外れた。同24分、大黒に代わって途中出場したFW小野裕二のスルーパスに斜めに走り込んだ齋藤が反応。ドリブルで突破し、最後はGKとの駆け引きからシュートを放ったが、GK武田博行が左手一本で弾くスーパーセーブに阻まれた。

 最大のチャンスは後半38分。右サイドをオーバーラップした小林のアーリークロスから小野がフリーの状態でヘディングシュートを放つが、GKの正面を突いてしまった。後半はゲームを支配し、攻めに攻めた横浜FMだったが、最後まで1点を奪えず、そのまま0-1で敗れた。


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