「重要なマッチアップだった」 浦和・梅崎がレアンドロ&酒井を“完封”
[3.17 J1第2節 浦和1-0柏 埼玉]
開幕戦の悔しさをぶつけた。3-6-1の左サイドハーフで先発した浦和レッズのMF梅崎司がサイドの攻防で主導権を握った。10日の広島戦は0-1の敗戦。自分のサイドを突破され、決勝点を許していた背番号7は、ホーム開幕戦でそのリベンジに燃えていた。
「前節(広島戦)は正直、ミキッチに負けたと思っている。そこから失点も生まれたし、今日はやられない、やらせない気持ちが強かった」
この日、対面したのは昨季JリーグMVPのMFレアンドロ・ドミンゲスとU-23日本代表DF酒井宏樹。「自分が成長するためにも重要なマッチアップだった」。J屈指のサイド攻撃に対し、引いて守るのではなく、積極的に高い位置からプレッシャーをかけ、攻撃で押し返した。
「レアンドロにプレッシャーをかけられたし、酒井にも簡単にクロスを上げさせることができた。切り替えの部分で自分が前に長い距離を出ることを意識していた」
前半はDF槙野智章のオーバーラップ、MF原口元気とともにサイドで数的優位をつくり、チャンスメイク。後半は攻勢を強める柏に対し後手に回る時間帯が続いたが、守備でも体を張って奮闘し、決定的なチャンスをつくらせなかった。
「真ん中でうまくボールを運べて、相手が絞ったところでサイドを使えた。前向きでもらえて、いい形で勝負できた」。シュートまでは持ち込めず、「勝負にこだわりすぎた。周りを使いながら、他の選択肢も持ちながらやらないといけない。そこは自分の中で課題」と反省したが、対面した酒井も「厄介だったし、やりづらかった」と認める。柏の“強み”を封じ込め、チームの今季初勝利に貢献した。
「まだやりたいことはちょっとしかできていない。でも、その一部を表現できたところもあるし、勝てたのが大きい」。一歩一歩、歩みを進める新生レッズ。広大なスペースを一人でカバーするサイドハーフのポジションで、梅崎が確かな存在感を見せていた。
(取材・文 西山紘平)
開幕戦の悔しさをぶつけた。3-6-1の左サイドハーフで先発した浦和レッズのMF梅崎司がサイドの攻防で主導権を握った。10日の広島戦は0-1の敗戦。自分のサイドを突破され、決勝点を許していた背番号7は、ホーム開幕戦でそのリベンジに燃えていた。
「前節(広島戦)は正直、ミキッチに負けたと思っている。そこから失点も生まれたし、今日はやられない、やらせない気持ちが強かった」
この日、対面したのは昨季JリーグMVPのMFレアンドロ・ドミンゲスとU-23日本代表DF酒井宏樹。「自分が成長するためにも重要なマッチアップだった」。J屈指のサイド攻撃に対し、引いて守るのではなく、積極的に高い位置からプレッシャーをかけ、攻撃で押し返した。
「レアンドロにプレッシャーをかけられたし、酒井にも簡単にクロスを上げさせることができた。切り替えの部分で自分が前に長い距離を出ることを意識していた」
前半はDF槙野智章のオーバーラップ、MF原口元気とともにサイドで数的優位をつくり、チャンスメイク。後半は攻勢を強める柏に対し後手に回る時間帯が続いたが、守備でも体を張って奮闘し、決定的なチャンスをつくらせなかった。
「真ん中でうまくボールを運べて、相手が絞ったところでサイドを使えた。前向きでもらえて、いい形で勝負できた」。シュートまでは持ち込めず、「勝負にこだわりすぎた。周りを使いながら、他の選択肢も持ちながらやらないといけない。そこは自分の中で課題」と反省したが、対面した酒井も「厄介だったし、やりづらかった」と認める。柏の“強み”を封じ込め、チームの今季初勝利に貢献した。
「まだやりたいことはちょっとしかできていない。でも、その一部を表現できたところもあるし、勝てたのが大きい」。一歩一歩、歩みを進める新生レッズ。広大なスペースを一人でカバーするサイドハーフのポジションで、梅崎が確かな存在感を見せていた。
(取材・文 西山紘平)