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鳥栖がトジン弾でホーム無敗を守る、清武弟がJデビューで決勝点演出!!

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[4.21 J1第7節 鳥栖1-0新潟 佐賀]

 サガン鳥栖がホーム無敗を守る!! 鳥栖はホームでアルビレックス新潟と対戦し、1-0で勝利した。後半35分にFWトジンが決めたゴールが決勝点。MF清武弘嗣(C大阪)の実弟で鳥栖の特別指定選手として今月19日に承認されたばかりのMF清武功暉(福岡大4年=大分U-18)が途中出場を果たすと決勝点を演出し、Jデビューを飾った。勝ち点3を手にした鳥栖は、開幕戦からのホーム戦では5戦無敗(4勝1分)を維持した。

 立ち上がりから果敢に攻めたのは鳥栖だった。前半5分、右サイドから仕掛けたMF水沼宏太がPA右からシュート。これはDFにクリアされた。その後もFW豊田陽平が右サイドをドリブルで駆け上がり、クロスを入れる。飛び込んだMF金民友が合わせたがシュートはポスト右へ外れた。縦パスで攻め込む鳥栖に対して、新潟はDF鈴木大輔ら守備陣が奮闘。あと一歩のところで防ぎきる。0-0で前半を折り返した。

 後半に入り、徐々に新潟もチャンスをつくる。後半12分にはMFミシェウのパスに抜け出したFWブルーノ・ロペスがPA右からシュート。これはGK赤星拓に止められた。流れを変えたい鳥栖は後半14分に水沼に代えて、FW岡田翔平を投入。対する新潟は同15分にFW平井将生に代わって、FW矢野貴章をピッチへ送った。

 後半20分には新潟が決定機。DF村上佑介の右クロスから最後はMFアラン・ミネイロがシュートを狙うがポスト右を叩いた。なかなか試合は動かない。

 すると鳥栖は後半26分、金に代わって清武を投入。19日に特別指定選手として承認されたばかりのMFが待望のJデビューを飾った。所属先の福岡大では開幕戦からゴールを量産しており、好調な清武。デビュー戦にも臆することなく果敢に仕掛けた。後半33分には中央でボールキープすると、右サイドへスルーパスを送る。岡田にはわずかに届かない。しかし同35分、ついにゴールが生まれた。トジンからの横パスを受けた清武が、タメをつくるとPA内へスルーパス。岡田がシュートを打とうとするも、GKとDFともつれ合う。こぼれを拾ったトジンがゴール前右から流し込み、ゴール。鳥栖が均衡を破った。これが決勝点となり、鳥栖が1-0の勝利を飾った。

 Jデビュー戦で決勝点を演出した清武は「(監督には)自信を持ってやってこいと言われました。中で落ち着いてボールを持てて、岡ちゃんが走り込んでくれたので良かった」とゴールシーンを振り返ると、「緊張はしたが自分なりにはすんなりと入れたと思う。点は取れなかったが自分としては良かったと思う」とデビュー戦を振り返った。「清武弘嗣の弟とよく言われますが、兄を清武弘嗣をいつかは越えられるようにやっていきたい」。最後に大学4年生の期待のMFは笑顔で力強く言い切った。

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