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福岡代表エビプールがeJリーグ初出場初制覇!! ウイイレ世界一がFIFAでも快挙、e日本代表勢を連続撃破

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アビスパ福岡のエビプール

 『FIFA 22』で争うeJリーグは29日、クラブチャンピオンカップ決勝を行い、アビスパ福岡のエビプールが初出場初優勝を果たした。準決勝で2連覇王者のジェイ(川崎フロンターレ)、決勝で今大会全勝のアグ(横浜F・マリノス)とe日本代表勢が立ちはだかったが、粘り強い守備とダイナミックな攻撃で連破。昨年夏に『eFootball Open2021』で世界一に輝いた“ウイイレ勢”がFIFAの勢力図を変えた。

 クラブチャンピオンカップは昨季のJ1リーグ全20クラブから代表選手2人ずつが出場し、頂点を競う大会。大会の公平性を担保するため、各選手の能力平均値(OVR)は90に設定され、ポジションごとに固有の能力が割り当てられている。一方、選手AIや身長・体型は維持されるため、リアルとゲーム性をいずれも踏まえた戦略が求められる仕様となっている。

 今大会は優勝賞金が100万円。2大会連続で大会を制したジェイが準決勝で姿を消す波乱が起きた中、決勝戦ではジェイを破って台風の目となったエビプールと、準々決勝と準決勝をいずれも3点ビハインドからの延長Vゴールで勝ち残ってきたアグが激突した。

 第1戦は0-0のまま拮抗した展開が続いた中、後半24分、先手を取ったのはエビプールだった。今大会で効力を発揮しているサイドバック同士のサイドチェンジから右サイドを攻め込み、DF湯澤聖人とMF杉本太郎のパス交換で相手の守備陣を撹乱すると、杉本が鋭いターンからスルーパスを供給。これに絶妙なタイミングで抜け出したMF山岸祐也が反応し、ダイレクトの浮き球シュートでゴール左隅に沈めた。そのまま第1戦は1-0で終了。エビプールが優位に立った。

 第2戦は前半10分過ぎ、アグが最初の決定機。ゴール前の空中戦からFWレオ・セアラが強烈なシュートを狙った。だが、これはDF志知孝明がゴールライン側でスーパーブロック。同32分にもFW杉本健勇がボレーシュートを試みたが、わずかに左に外れた。すると同アディショナルタイム、エビプールはカウンターから右サイドを崩し、杉本のクロスが相手DFのクリアミスを誘発。ジョルディ・クルークスがこぼれ球を突き刺して1点リードとした。

 なおもエビプールは止まらない。後半8分、左サイドを起点にカウンターを仕掛けると、J・クルークスのクロスをファーサイドの杉本がダイレクトで合わせて3点目。2戦合計スコアを3-0とした。苦しくなったアグは攻撃的なシステムで反撃を試みるが、うまくボールを回すエビプールを相手に反撃はFW仲川輝人の1点のみ。エビプールが初出場初優勝を果たし、賞金100万円を手にした。

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