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eJ制覇でアビスパ福岡に初タイトル! “優勝報告会”の秘話も「こんな形でピッチに立てて…」エビプール単独インタビュー

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優勝報告セレモニーを行ったエビプール

 2022年の『eJリーグ』クラブチャンピオンカップは衝撃的な結末となった。これまで『FIFA』シリーズで国内トップを走っていたジェイ、ナスリ、アグらe日本代表勢も参戦する中、頂点に立ったのは初出場のエビプール。ウイニングイレブンをメインに活動し、昨年夏には『eFootball Open2021』で世界一に輝いた“ウイイレ勢”がFIFAの勢力図に風穴を開ける形となった。


 『ゲキサカ』では2月上旬と3月中旬、eJリーグを制したエビプール(29)の単独インタビューを2度に分けて実施。サッカーゲームにかける熱意、FIFAを通じて出会ったコミュニティーへの思い、家族とともに挑む今後への意気込みを聞いた。

——まずサッカーゲームとの出会いから聞かせてください。サッカーゲームを始めたのはいつ頃だったんですか。
「2002年の日韓W杯前にゴン中山(中山雅史)がパッケージのウイイレ6(『ワールドサッカーウイニングイレブン6』)が発売されたあたりです。もともとサッカーはやっていたんですが、日韓W杯くらいでもっとサッカーが好きになってきて、ウイニングイレブンをやってみたら面白くて、そこからずーっとやり続けている形です。なのでプレー歴は20年くらいになりますね」

——サッカーやってたんですね。
「小学2年生から高校1年生の途中までやってました。怪我をして断念したんですけど」

——ポジションはどこですか
「センターバックとセンターフォワードでした」

——フィジカル系だったんですね(笑)
「ほんとフィジカルです。中盤はできなかったです。周り見ないんで(笑)」

——ゲームではしっかり周りも見えていますけどね(笑)。小学生でサッカーゲームを始めて、競技志向が強まったのはいつ頃ですか。
「2011年くらいからオンラインも始めていて、実は最初のほうから上位だったんです。日本10位とかそれくらいに入ってたのかな。でも当時はずっと趣味でした。普通に仕事をしながらやっていて、2018年くらいまでは趣味で続けていたんですが、一回日本代表の予選に出てみたんです。ちょうどそのあたりでTwitterを始めて、コミュニティーが広がったのがきっかけでした。それまでTwitterなどのSNSでウイイレのコミュニティーが発展していることは全然知らなかったんですけど、2019年くらいに『マイクラブ』で日本で一番早くレート1000に上がったツイートが少しバズって、そこから今までずっと一人でやっていたのがみんなでやるようになりました。そのあたりでGEO CUPという大会があって、日本で2位になることができて、本格的にプロゲーマーとして生きていきたいなという気持ちが出てきました」

——自分サッカーゲーム強いなって自覚し始めたのはいつ頃からですか。
「もう昔からですね。中学生くらいの時に友達とかとやっても全部勝っちゃってて、オンラインに行っても全部勝っちゃっていたので、『あれ、なんか強いな、俺』って感じでストレス発散でやっていました」

——他のゲームは得意だったんですか。
「ApexなどFPSは全然できないんですけど、マリオカートとかはランキング上位だったりしましたね。なんでも幅広くできるほうだと思います」

——競技志向になってからはどういった形でスキルアップしてきたんですか。
「それまではプロレベルの強い人とではなく、『ウイイレをやってきた』ってくらいの人たちとやっていたんですが、コミュニティーが広がってからはプロレベルの人とパーティーをつないで練習するようになりました。かつぴーやさんとか、まーさんとかですね」

——当時はあまりプロゲーマーって考えにくかったと思うんですが、「これでプロになろう」という気持ちはどれくらい現実的だったんですか。
「仲間うちでやっていた人たちはすでにプロ入りしていましたし、周りからも『自分だったら絶対にプロになれるよ』と推されていたので、『このまま結果を残せばプロになれるかな』という気持ちはありましたね」

——当時はどんな感じで働いていたんですか。
「ずっとアパレル業をやってました。高校出てからずっと普通の販売員です」

——ゲーム一本にしたのは。
「販売員はなかなか土日に休みが取れなくて仕事を探していたときに、東京ヴェルディさんから声をかけていただいて、ヴェルディのスポンサー企業さんにアスリート雇用で入らせていただいたのがきっかけでした。いまはもう辞めてしまったんですが」

——そこからゲームに取り組む時間は変わりましたか。
「それまでは仕事が終わってから3時間くらいストレス発散くらいでやっていたのが、一日5〜6時間はやるようになりました。ヴェルディさんの仕事を辞めてからは1日10時間くらいやっていましたね」

——そういった中で一気に良い結果を残されてきましたけど、後がなくなった意地みたいなものもあったんですか。
「めちゃくちゃありましたね。世界一になった『eFootball.Open』でもそうでしたし、eJリーグでも『負けたらこの道を諦めよう』とも思っていました。いい結果が出ましたけど、失うものがなかったから勝てたのかなと思います」

——2021年7月の『eFootball.Open』はウイイレが過渡期を迎えている中での優勝だったと思いますが、どのような気持ちで臨んでいたんですか。
「ウイイレは2020と2021がほぼ変わらない作品で、周りとやっていてもかなり勝てていたので、普通に試合をすれば勝てるかなと思っていました。あと何より重要なのはメンタルなので、メンタルを強く持っていれば勝てると思ってやっていたら優勝できました」

——ところが21年10月から『FIFA』シリーズを始める形となりました。ウイイレ改め『eFootball』が不具合などで大会がなくなってしまったのがきっかけと聞きましたが、葛藤もあったと思います。
「最後のウイイレで世界チャンピオンという形になれて、これから新しい作品になって、クロスプラットフォームになって、ウイイレアプリの人も参戦することが控えていたので、かなりいいタイミングで優勝できたなと思っていましたし、配信やストリーマーとしてもかなり大きなチャンスだなと思っていました。なので、2年くらい待たされて期待しながらも、ああいう形になってしまって、葛藤というかすごくショックでしたね。『何をやってくれたんだ』と。『2年間かけてどれくらい裏切ればいいんだ』という感じでした。また炎上した時もいろんなユーザーから批判されていて、それも悲しくなりました。自分はいまでもウイイレが大好きなので、ああいう感じで炎上したのはショックでした。ただやることがなくなったので、もう『FIFAをやるしかないな』という気持ちでした。実はもともと『FIFA 21』もやっていたんですよ。ウイイレの2020と2021の環境が全然変わらなかったので、これ以上やっても上手くならないなと思っていて、その時に軽くやっていました。なので『うわー初めてのFIFAだ』って感じではなく、『前作にも似た感じだな』と始められたのはすごく大きかったです。なのでよく聞かれるんですが、違和感とかは特になかったですかね」

——ただその当時の「やってる」と、プロになってからの「やってる」は重みが違うとも思います(笑)。プロとしてプレーするようになったのは22からなんですよね。
「そうです。22からです」

——22のタイミングでは同じようにウイイレ出身者が多くいらっしゃったと思います。ウイイレ勢として……という思いはありましたか。
「ありましたけど、正直ウイイレ勢とかFIFA勢ってくくりはあまり好きじゃなくて、バチバチするみたいな感じよりも、普通にサカゲー好きとして情報共有して、良いコミュニティにできればいいなと考えてます。そういう括りは今後のためにも良くないと思うので、僕がここ(eJリーグ)で優勝できて、そういうことも発信できたらと考えています。ただ、そうは言いつつも、ウイイレ勢として見ている人からメッセージをもらったりして期待も感じていた部分もあります。あとどうしてもそう言われちゃうので、ウイイレ代表として挑んだという思いは正直ありました(笑)」

——先日の会見では、FIFAを始めるにあたっていろんな人と練習してきたと話されていましたが、どんな感じで対戦していたんですか。
「最初はしし、てす、KazさんなどウイイレからFIFAに入った人たちと練習していました。その人たちも強かったので。そこで練習していたことで、ある程度基礎や強い技を盗めました。あとeJリーグの解説もしていた羽染(貴秀)さんたちが開いてくださったFIFA会というのがあって、あそこでジェイくん、スレッジさんたちと知り合いになることができたのが大きかったです。そこから実は結構ジェイくん、ナスリくん、アグさんたちとずっと練習していました。なので実はすごく仲良いんですよね。もともとウイイレにいた人たちとも、アグさんたちと一緒のDiscordで繋いだりして、一気にあれで仲良くなれたかなというのがあります。FIFA会でコミュニティが広がったので感謝しています」

——じゃあeJリーグは普段対戦していた人ばかりだったんですね。
「実はそうなんです。練習でやっていた人たちばかりだったんで、面白いなって感じでしたね(笑)」

——それってどんな気持ちなんですか(笑)
「どうなんでしょうね(笑)。初めてやる相手じゃなかったので、緊張はそこまでなかったのかなというのも正直ありました。もし初めてだったら緊張してたと思うんですが、関わりもあって、普段も試合をしていた人なので、選手同士で『よしやるかー!』って感じでしたね」

——ジェイさんとの対戦時にも普通に喋ってる様子が映っていて、見ている人も意外に思ったんじゃないかという気がします。
「あれでウイイレ勢とFIFA勢、意外と仲良いな!みたいになったと思います(笑)。それは自分も言いたいことだったし、敵対視しているんだという感覚に見られたくなかったのでよかったです」


——もともとはウイイレ勢とFIFA勢のトップクラスが集まるコミュニティって存在しなかったんですよね。
「なかったです」

——それを考えるといまの状況ってすごいことですね。どう捉えていますか。
「すごくいいことだと思います。というのも、もう一緒のくくりで戦っていかないともったいないんじゃないかと思っていて。別にお互いで戦っているわけじゃないし、ウイイレの大会があればFIFAメインの人も応援してほしいし、FIFAの大会があるんだったらウイイレの人も応援メッセージを送ったりすればいいなと。どっちも日本人として世界大会などに行くんだったら、お互いに応援していく流れになっていけばいいなと思います。せっかく同じサカゲーをやっているのに無関心なのはもったいないので。そもそもサカゲーをやっている人って海外サッカーが好きだったり、Jリーグが好きだったり、もともとサッカーをやっていたりと、たまたま別の作品をやっているというだけで、実際は気が合う仲間だと思うので、もっとどんどん関わっていかないといけないし、そういうコミュニティにしていかないといけないなと思っています」

——わりとライトユーザーにもウイイレ派、FIFA派みたいなのってありますよね。
「ありますね」

——そこで両方のシリーズをプレーしたり、コミュニティという形で交流することによって生まれる魅力はありそうですね。
「そこが一番大きいですかね。たぶん何も考えずにウイイレかFIFAをやっていたら、自分が面白いというほうをやっちゃうと思うんですけど、そこでコミュニティが広がって、こういう技もあるんだなとか、こういう面白いところもあるんだなとか、いろいろ知ることができます。僕はどっちもやっていてよかったなと思いますね」

——それぞれの大会で日本一になった立場から、それぞれのシリーズの魅力を語っていただきたいのですが。
「ウイニングイレブンは日本ではしっかり浸透しているので、みんなやっているというのがいいところだと思います。アプリも含めて誰でもやっているので。あと操作も簡単ですし、ガチャなどのシステムも少しだけ課金すれば好きな選手をだいたい使えます。そういう意味ではウイイレのほうが全体的に簡単にできますね。幼稚園の子どもや小学生でも簡単な操作でできるので。FIFAはその逆ですね。操作は難しいんですよ、正直。格ゲーみたいな感じで、いろんなスキルもあるし、この技をこうやって出さないと……みたいなところがあるので。ただそのぶんゲームとしてのやり込み度がすごくて、より技術の差が出るので、ちょっと玄人向けかなというのもあるけど、極めれば楽しい部分もあるのかなと思います」

——まさにFIFAのスキルムーブってウイイレ出身の人には難しいと思うんですが、どうやって乗り越えたんですか。
「ひたすら練習しましたね。アリーナという練習モードがあるんですが、一人で3時間とかエラシコの練習とかしていました。実は去年まではあまりできなかったんですよ。そこまでやりこんでなくて、エラシコも逆エラ(逆エラシコ)もできなかったんですけど、今年はFIFAだけだなと思ったので、ずっとアリーナにこもって、ひたすら手ぐせになるまでずっと練習していましたね。そしてそれを試合で試して、こういうところで使えばいいのか、こういうところはダメだなというのがだんだんわかってきて、それでできるようになりました」

——サッカーゲームって、練習するより試合するのが一番楽しいじゃないですか。
「間違いないですね(笑)」

——そうした地道な努力を続けていくモチベーションはどう生み出しているんですか。
「上位のプレーヤーとやると、自分が持っていないスキルを使われるので、『自分も練習して同じことやり返してやろう』って気持ちになりますし、反骨心というか悔しいって気持ちで2時間でも3時間でもこもれるのかなと思っています」

——最後に少しプロゲーマーの生活について聞かせてください。先日の会見では奥さんのことについても触れていましたが、ゲーマーとして生きていくことについてどのような捉え方をされているんですか。
「奥さんはもう『自分がしたいことすればいいんじゃない?』って感じですね。『結果を出せないならやめてね』とか『早く仕事しろ』とかは全然ないです。『私に迷惑かけないならいいんじゃない?』って(笑)」

——結婚したのはいつ頃だったんですか。
「3年前ですね」

——プロゲーマーになる前なんですね。転身の時ってどんな感じだったんですか。
「すごく喜んでくれました。20歳くらいの頃から『あー、ゲームでお金稼げればいいなー』みたいな感じでふざけて喋ってたので、それがいま現実になって、本当に夢叶ってるなって思います。奥さんは喜んでくれてますね」


——めちゃくちゃ長い間柄なんですね。
「もう13年目とかですね。高校1年生の時から付き合ってるんで。ここいっぱい取り上げといてください(笑)」

——じゃあもう少し掘り下げさせてください(笑)。奥さんはゲーム好きなんですか?(笑)
「全然好きじゃないです。ゲーム酔いする人です(笑)」

——サッカーは……。
「全然好きじゃないです(笑)」

——じゃあ本当に「この人ゲーム好きなんだな」ってことを長年わかってる人なんですね。
「結果が出た時とかは泣いてくれますね。いつも『これからも頑張ります』みたいな感じで答えてます(笑)」

——そうした家族の思いも背負って戦ってらっしゃると思うんですが、今後の目標などを教えてください。
「FIFAとefootballで日本一という形を取れたんですが、まだここがスタートラインだと思っています。まだまだ収入が多い状態ではないので、ここからどんどん『ゲキサカ』さんなども通じていろんなことを発信していかないといけないと思うんです。それに『UFL』(『Strikerz』社の最新サッカーゲーム/2022年中にリリース予定)も今後出てくると思うので、FIFAで結果が出たとしても、FIFAだけでなくefootballもやって、UFLもやって、3冠を取れれば一番いいのかなと思います。ずっと3冠を取り続けられるような結果を残していきたいです。そうしていけば自然とみんなついてきてくれるのかなと」

——先日の会見では「FIFAとefootballの二刀流は甘くない」と言っていましたが、気持ちは変わりましたか。
「ちょっと変わりましたね。FIFAでも結果が出せちゃったので(笑)、いまは一つに絞るのはもったいないかなと思っていて。なので可能性があるものだったらやりたいなと。前の取材では『中途半端にやるのは……』と言ったと思うけど、中途半端というより全部全力でやれば結果は出るのかなと思うので、一回やってみます。3冠目指してやっていきたいです」

——eJリーグで代表選手となったアビスパ福岡のサポーターからは優勝報告会をやってほしいという声もあり、そういった面でもいろんな広がりがありそうですね。
「アビスパの川森社長からもメッセージが来てやり取りをさせていただきました。コロナ禍なのでどうなるかわかりませんが、優勝報告会はやりたいですね。eJリーグのおかげでアビスパとの関係性も深まってくれて、もうめちゃくちゃ嬉しいです。いままでサポーターから応援されるなんてなかったですし、僕もサッカー選手を目指していたので、スタジアムで優勝報告会の話が出るなんてあり得ない話で(笑)。実現することを願っています!」

 その願いは3月6日、J1第3節アビスパ福岡対北海道コンサドーレで実現した。ベスト電器スタジアムに5000人を超える観衆が集まった中、エビプールは試合前のスタジアムで優勝報告を行い、そのままサポーターの前を一周。大きな祝福を受けていた。3月中旬、2度目の取材で当日の様子を振り返ってもらった。

川森社長と記念撮影

——当日はどのような流れだったんですか?
「実は奥さんと行ったんですが、朝方の飛行機で向かって、スタジアムに入りました。12時半くらいですかね、ベスト電器スタジアムの外にモニュメント広場というところがあって、そこで福岡の芸人さんのケン坊田中さんと、タレントの平嶋沙帆さんとトークショーさせていただきました。試合が14時からでだいぶ時間があったので、そんなに注目されていないのかなって想像していたんですが、そんなこと全然なくて(笑)、みんな見てくれてたのでめっちゃうれしかったですね!ええー、こんなに見てくれるんだって。で、そこから13時すぎくらいからスタジアムに入って、ピッチに入らせてもらって、ちょっと挨拶をして、川森社長から直々に感謝状をいただきました。そこで川森社長とシャーレとアビーくんと写真も撮らせてもらって(笑)」

——すごい待遇ですね(笑)
「あと実はなんですけど、試合前に記念撮影するじゃないですか。その横にも入れてもらったんですよ(笑)」

——それは本当にすごい経験(笑)
「僕もびっくりしましたよ。映っていいよって言われて。本当に試合の1分前くらいなので選手には何も声をかけられずに写真だけ撮ってパッとはけましたけど、本当にすごいことだなって」

選手たちとの記念撮影

——クラブ史上初のタイトルホルダーですからね(笑)。率直にどんな気持ちでした?
「シャーレを持ってスタジアム一周する時にみんなに手を振って、『ありがとうございました』って言って、ゴール裏のサポーターを背に写真を撮ってもらったんですけど、本当にあったかかったですね。それが一番でした。サポーターもですし、アビスパ福岡のスタッフだったり、全員のあったかさに感動しましたね。僕自身、ずっとサッカーをやっていて、Jリーガーになりたいなって思っていた時期もあったので、こんな形でピッチに立てて、サポーターとこんな形でふれあいができて、本当にうれしいイベントでした」

——ちょっとサポーターの人も聞きたいと思うんで聞きたいんですが、福岡でどういうところ行きました?
「いままで2回福岡に行ったことがあって、今回は3回目だったんですが、食事が美味いっていうのは知っていたのでもうずっと美味しいもの食べてましたね(笑)。最初がもつ鍋で、二日目の朝に柔らかいうどん。福岡のうどんって柔らかいんですよね。昼に明太子を食べて、そのあとにあまおう(いちご)を食べて、最後ラーメン食べて帰りました(笑)。本当はごまさばも食べたかったんですが、行こうと思っていたお店が休みで。だから次また優勝して行かないとですね。ごまさば食べたことなかったんで食べたかったです。ただ、明太子もご飯の上に鯛が乗ってて、その上に明太子が乗ってるのを食べたんですが、あれがマジで美味かったですね。たしか椒房庵って店です」

——あー、駅ビルに入ってるの行ったことあります(笑)。鯛が敷き詰められててその上に切った明太子が乗ってるものですよね。(https://www.jrhakatacity.com/shop/shobo_an/blog/00027888.php)
「それですそれです!あれめっちゃ美味かったですね。マジでびっくりしました。福岡は本当にメシが最高ですよね。米も美味いんですよ。ずっと最高だなって思いながら食べてました(笑)」

——では今後とも福岡との関係性を深めていけたらいいですね(笑)
「今後もアビスパ福岡と何かやれればいいなと思ってます。本当にサポーターの温かさに僕は感動したので、何か恩返しがもっとできればなと。あとFIFAは世界大会があるのでそれに向けて、サポーターの皆さんにも大会で結果が残せたよという報告をしたいので、頑張っていきたいなと思います!」

スタジアムを一周した

(インタビュー・文 竹内達也)

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