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一番乗りで決勝Tへ! イタリアのマンチーニ監督が今後へ自信「とても優秀な選手たちに恵まれた」

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2018年5月からイタリアを率いるロベルト・マンチーニ監督

[6.16 EURO A組第2節 イタリア3-0スイス ローマ]

 イタリア代表は16日、欧州選手権(EURO2020)のグループA第2節でスイス代表と対決し、3-0で快勝した。第1節・トルコ代表戦と同じスコアで2連勝を飾り、一番乗りで決勝トーナメントに進出。この結果を受け、ロベルト・マンチーニ監督は今後の戦いに自信を示している。試合後のコメントをイギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。

 イタリアは前半26分、速攻からMFマヌエル・ロカテッリ(サッスオーロ)が決めて先制。後半7分にもロカテッリが左足のミドルシュートを突き刺してリードを広げると、同44分にはFWチーロ・インモービレ(ラツィオ)がダメ押し弾を奪い、3-0でスイスを振り切った。

 破竹の10連勝を果たしたEURO2020予選を含め、これで29試合負けなし。ロシアW杯では欧州予選敗退の屈辱を味わったが、マンチーニ監督の下で着実に復権への歩みを進めている。まず1つ目の関門を突破した指揮官は「サッカーでは全てが起こり得る」と、不可能なことはないと考えているようだ。

「EUROにはフランス代表、ポルトガル代表、ベルギー代表が揃っている。1つは世界王者、1つは欧州王者、そしてもう1つは世界ランキング1位のチームだ」

「彼らは何年もかけて作られたチームであり、私たちよりも進んでいるのは当然のこと。だが、サッカーではどんなことでも起こりうる。何事も当たり前だと思ってはいけない」

「どの試合も難しく、常に積極的にプレーしなければならない。私が幸運なのは、試合をするのが好きで積極的なプレーを楽しみ、リスクを冒すのが好きな、とても優秀な選手たちに恵まれたことだ。ここまで来れたのは選手たちのおかげだよ」

 また、イタリアの完成度の高さは、対戦相手だったスイスのブラディミール・ペトコビッチも認めている。

「強いチームだった。多くの問題を引き起こされ、私たちは100%の力を発揮できなかった」

「普段の自分たちとは異なり、ピッチ上で不安になっていた。残念だよ。すでに選手たちとは話をした。明日からは前を向いてポジティブになり、ベスト16進出を懸けて(20日の)トルコ代表との戦いに臨まなければならない」

 スイス指揮官は「イタリア代表は素晴らしいチームだ。これまで通りにやれば、準決勝に進むために必要なものは全て揃っている。他にも素晴らしいチームはあるけどね」と太鼓判を押した。

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