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なでしこミスから2失点…カナダに完封負け、アルガルベ杯は6位終戦

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写真は2月28日のオランダ戦のスタメン

[3.7 アルガルベ杯5位決定戦 日本女子0-2カナダ女子]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は7日、アルガルベ杯の5位決定戦でカナダ女子代表と対戦し、0-2で敗れた。なでしこジャパンは今大会を2勝2敗、12チーム中6位で終えることになった。

 グループCを2勝1敗で終えたなでしこの最終戦は、グループBで2位だったカナダとの5位決定戦になった。グループリーグ最終戦から中1日で迎える一戦、雨が降る悪天候の中で行われる一戦になったが、最終戦を勝利で飾りたいところだった。

 しかし試合結果は厳しいものになってしまう。前半20分、なでしこはカナダのFWベッキーにエリア内でシュートを許す。MF中島依美がブロックするが、ハンドとセルフジャッジしてしまったのか、プレーが止まってしまう。この隙をついたベッキーに再びシュートを打たれると、豪快弾をゴール右隅に決められた。

 さらになかなか思うように形が作れないなでしこは、後半5分にまたもミスから失点してしまう。FWシンクレアのグラウンダーパスはDF熊谷紗希が処理するが、GK山下杏也加と若干の連係ミスが生まれる。熊谷は横ドリブルで逃れようとするが、DFローレンスに詰められ、ゴールに流し込まれてしまった。

 歯車がかみ合わないなでしこに後半30分に追い打ち。DF清水梨紗が負傷退場してしまう。懸念していた怪我人も出てしまったなでしこ。終了間際の後半アディショナルタイムにはFW田中美南がPKを失敗するなど、踏んだり蹴ったりの結果に終わった。

 なでしこジャパンは来月6日よりヨルダンで開催されるW杯予選を兼ねた女子アジア杯に出場する。同大会で8チーム中5位までに入れば、翌年フランスで開催されるW杯への出場権を獲得する。ただしグループリーグではオーストラリア、韓国と同組に入っており、難しい戦いになることが予想される。

 なお、なでしこジャパンは同大会前、4月1日にトランスコスモススタジアム長崎で行うMS&AD杯でガーナ女子代表との対戦を予定している。

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