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早生まれの順大DF山崎大地がU-19代表候補合宿で意識して声。同時に細部突き詰めて「隙がないCBに」

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01年早生まれの大学生DF山崎大地はU-19日本代表候補を盛り上げる声、態度を意識

 11日から千葉県千葉市の高円宮記念JFA夢フィールドで行われているU-19日本代表候補合宿には、01年の早生まれ選手2名が参加。その2選手はいずれも強豪・順天堂大に所属するCB山崎大地とFW大森真吾だ。

 ともに昨年開催されたAFC U-19選手権2020予選メンバー。特に山崎は17年のU-17ワールドカップで世界と戦った経験も持っている。昨年度、順大で経験を重ねながら成長を遂げ、1年生ながら関東大学選抜Aにも選出されている実力者だ。

 その山崎は12日の練習後にオンラインで取材対応。「(01年の)早生まれでみんなよりも年上なので、周りよりもみんなを引っ張っていければと思っています。大学からは僕と大森だけ。大学サッカー界から代表して来ているので、意識しています」とコメントした。

 U-19日本代表候補には高校生2、3年生の名も。山崎はリーダーシップを取ることを自分の役割とし、練習中や練習の合間に率先してチームを盛り上げる声を発している。加えて、「下の学年が多いので、積極的に話かけて、凄く話しやすい環境を作ることを意識しています」。広島ユース時代の後輩MF鮎川峻(広島)や、今後合流予定のCB 西尾隆矢(C大阪)と連絡を取り合ったりして互いの気持ちを高めたりもしているのだという。

 関東大学リーグは新型コロナウイルス予防対策を施した上で7月に開幕したが、順大は大学の指針によって第3節までの参加を見合わせている状況だ。その中で山崎は自チーム、大学サッカー界の代表としてU-19代表候補合宿に参加していることを自覚。声や態度からU-19日本代表候補を牽引するという気持ちで合宿に臨んでいる。

 代表に生き残り、チームの中心になっていくためにはプレー面でもアピールを続けることが必要だ。「まずは自分の強みであるロングボールを積極的に狙っていきたい。(一方で)まだ守備の部分で危なかっしいプレーや隙が見られるので、もっとそこを突き詰めていきたいです。(影山雅永)監督からの信頼が一番大事だと思うので、細かいところから意識して、隙がないCBになりたいなと思っています」と意気込んだ。

 17年のU-20ワールドカップでは、当時早稲田大のGK小島亨介(現新潟)が全4試合で先発出場。今回、山崎はFW候補の大森とともにアピールを続けて、隙のないCBとなってAFC U-19選手権、U-20ワールドカップを戦う。

(取材・文 吉田太郎)

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