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唯一の3戦先発、なでしこジャパンDF宝田沙織が自信を胸にW杯を見据える「もっと成長していかないといけない」

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DF宝田沙織

[7.26 E-1選手権第3節 日本 0-0 中国 カシマ]

 EAFF E-1サッカー選手権の最終戦で中国女子代表と0-0で引き分けた日本女子代表(なでしこジャパン)が、同大会を2勝1分で終え、優勝を果たした。女子アジア杯(●2-2/PK3-4)の雪辱を晴らすことはできなかったが、前回2失点した相手を零封。センターバックで先発出場したDF宝田沙織(リンシェーピング)は自信を付けたようだ。

 試合は立ち上がりに中国の勢いに押し込まれた日本だが、宝田らDF陣が体を張った守備で跳ね返す。すると、徐々に主導権が日本に移り、後半には中国陣地でのハーフコートゲームになる時間帯が多かった。

 ここまで1勝1分の中国に対し、引き分け以上で優勝が決まる日本。宝田は“事実上の決勝戦”を「個人のところで当たり負けをしない。潰しきるところは2人で共通してやっていた」とセンターバックを組んだDF高橋はなと共闘した。

「前を向かせない。前で潰すところはしっかり出来た」と手応えを口にした宝田。2トップの一角に入った中国のDFワン・シャンシャン主将との対峙では、「潰しきろうと話し合っていた。そこを起点とした攻撃をされることは無かったので良かった」とマッチアップから自信を得た様子だった。

「海外遠征の時はなかなか試合に関わることができず悔しい思いがあった。この大会でしっかりアピールをして残っていけるようにしたいと思っていた」

 覚悟を決めてE-1選手権に臨んだ宝田は、今大会唯一の3試合連続先発出場。1年後に控えた女子W杯のメンバー入りへの思いも強い。「しっかりやるべきことをやってもっと成長していかないといけない」。大会を通して掴んだ自信を胸にレベルアップを誓った。

●EAFF E-1選手権2022特集ページ

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