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U-19日本代表は中1日での4連戦、コロナも想定して22名選考。あと1人を加え、「左右されない」チームでアジアの戦いへ

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U-19日本代表がアジアでの戦いに臨む

 U-19日本代表は、今月10日から18日に掛けて開催される「AFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選」(ラオス)で4試合を戦う。10グループに分かれて開催される予選を突破できるのは各グループ1位と同2位の成績上位5チーム。日本のスケジュールは12日に行われる開催国・ラオスとの初戦から、全て中1日での4連戦と非常にタフな戦いだ。

 1日に発表されたメンバーは22名。この後、「しっかり見極めてからあと1名追加して」(冨樫剛一監督)23名でアジアの戦いに臨む予定だ。指揮官は「2チーム編成」に近い形で臨むことも示唆。そして、「(メンバーは)スペシャリティのある選手、ユーティリティの選手、もしかしたら(怪我やコロナで)減ってしまった時にプラスアルファが出せる選手ということで色々な想定をしました。非常にバラエティのある選考になっていると思っている。それぞれの特長を活かした組み合わせで4試合を戦いたいと思います」と意気込んだ。

 コロナ禍でチームは招集選手の変更も余儀なくされている状況。5月末からのU-19日本代表フランス遠征では冨樫監督自身が陽性反応となり、AFC U23アジアカップ(6月)に出場したU-21日本代表、8月ウズベキスタン遠征を行ったU-16日本代表からも複数選手やスタッフに陽性反応が出て離脱を強いられている。

 コロナ禍、加えて多くの国が外国人指揮官を迎えるなどアジアのレベルが向上していることも警戒。実際、3年前のAFC U-19選手権予選で日本はベトナムと引き分けている。不安もある中での戦いだが、冨樫監督は「本当にチームとなって戦える準備ということを考えて、このメンバーにしています。選手、スタッフ一丸となってこの4連戦をしっかり勝ち抜いていきたいなと思います」と様々な事態を想定してきたメンバーと覚悟を持って大会に臨む。

 冨樫監督は8月の候補合宿で「僕らのチームは強度が高くて『左右されないチーム』という2つのテーマの中で、自分たちが左右されないで淡々としっかり4試合を戦って行けるかどうかを見ていきたいというか、そういうチームで戦いたいなと考えています」と語っていた。どのような状況にも左右されず、強度を持って戦い続けて、まずはU20アジアカップへの出場権を獲得する。
●【特設】AFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選特集

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