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吉田麻也、ドイツ&スペインの相次ぐ黒星に「あれがW杯で出てほしかった…」

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DF吉田麻也(シャルケ)

 カタールW杯開幕まで2か月を切ったタイミングでの国際Aマッチウィーク。日本代表がアメリカに2-0で快勝したのと対照的に、グループステージで対戦するドイツとスペインがUEFAネーションズリーグで相次いで敗れる“波乱”があった。

 ドイツはハンガリーに0-1で、スペインはスイスに1-2。ライバル国の敗戦を宿舎で見たDF吉田麻也(シャルケ)が取材に応じ、「これがW杯だったら…」と“妄想”し、苦笑いを浮かべた。

 最初の驚きはドイツがハンガリーに敗れたことだ。ドイツはハンガリーのハイプレスの前にたじたじになり、無得点で敗れた。試合の印象を聞かれた吉田は「あれがW杯で出てほしかった」と苦笑い。「でも、ドイツがこのまま悪い雰囲気で(W杯に)来ることはないだろうなと思う。間違いなく修正してくるので、さらにその先を分析しなきゃいけない。タフになるなと思った」と続けた。

 また、ドイツの話題の後はスペインがスイスに敗れたことについても言及。「それもワールドカップだったらなと思った」と再び苦笑いし、「スペインはボールを回す能力はすごいけど、個で剥がすタイプはあまりいない。逆に、パスワークをなんとか引っかけられたらチャンスがあるかなという気もします」と戦いのイメージを思い描いた。

 一方、アメリカ戦から中3日でエクアドルと対戦する日本は、エクアドルをW杯グループステージ2戦目の相手であるコスタリカに置き換えて考えるのはもちろん、本大会のスケジュールを想定した戦い方のシミュレーションとすることになりそうだ。

 エクアドル戦のテーマを聞かれた吉田は「1つはアメリカ戦で出た課題の修正。うまくいかなかったところ、もう1回トライしたいなっていうこと。もう1つは、W杯本大会を戦う上でけが人や累積警告の選手が出るときに備えてのローテーション」と返答。「メンバーが替わっても戦力が落ちることはないと思うけど、やりかたがスムーズに行かないことが起こりうる。そういうのをなくさなきゃいけない」と語った。

 エクアドルの印象としては、「相手は縦へ早く長いボールを供給するのではないかと予想されるので、そこへのファーストディフェンスの徹底と、一発で裏に抜けられないように徹底しないといけない。間違いなく、簡単にはいかないと思うので、すごく良いテストになる」と表情を引き締めた。

(取材・文 矢内由美子)
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