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先発でも途中出場でも着実アピール…三笘薫の“次なる使命”「クラブでスタメンで出ることが第一」

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日本代表MF三笘薫(ブライトン)

[9.27 キリンチャレンジ杯 日本 0-0 エクアドル デュッセルドルフ]

 スーパーサブとして出場した時にあまりにも驚異的なインパクトがあるゆえに、先発起用が少ないという現象が起きている日本代表MF三笘薫(ブライトン)。6月10日のキリンカップ・ガーナ戦(○4-1)以来の先発起用となったエクアドル戦では、4-2-3-1の左サイドハーフとして出場し、0-0というスコアではあったものの、確かな存在感を見せた。

 まずは前半6分、中に切れ込みながらゴール前に浮き球のクロスを供給し、日本のファーストシュートとなる南野拓実のヘディングシュートをお膳立て。後半11分にはドリブルで相手をかわしてグラウンダーで絶妙な折り返し。南野のシュートは惜しくも決まらなかったが、しっかりと決定機を演出した。

 後半22分にピッチを退くまで、強度の高いエクアドルに対して守備にパワーを使う場面もあったが、全般的に好印象。これで9月シリーズは途中出場と先発出場の2パターンを試され、1ゴールを記録した形となった。A代表デビューからの8試合で合計5ゴール。カタールW杯のメンバー入りは固いところだろう。

 三笘自身も、やることはやったという思いがあるに違いない。本大会まで残り2カ月。所属チームに戻ってからの課題を聞かれると、「本大会までにコンディションを上げることと、ケガをしないことが一番大事。ここからは自分にフォーカスしてやれることをやっていきたい。クラブでスタメンで出ることが第一」と語った。

 今季からプレーしているブライトンでは、ここまで決して良い状況ではない。先発出場はカラバオ杯のフォレスト・グリーン(3部)戦のみで、途中出場4試合でプレータイムの合計は約55分間。クラブに戻った後は、新指揮官であるロベルト・デ・ゼルビ監督の下でプレーすることになる。

「新しい監督になって、また自分のことを知ってもらわなければいけないので、そのアピールで自分自身もがんばっていけると思うし、そこでコンディションもあがっていくと思う。違うサッカーになるかもしれないけどそこに対応できるようにしっかりと練習していきたいです」と前を見据えていた。

(取材・文 矢内由美子)
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