beacon

“初見殺し”っぷり発揮に左WBでもテスト…相馬勇紀「結果を出したかったので悔しさが残る」

このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表MF相馬勇紀(名古屋)

[9.27 キリンチャレンジ杯 日本0-0エクアドル デュッセルドルフ]

 投入から3分後の後半25分、日本代表MF相馬勇紀(名古屋)の持ち味がさっそく炸裂した。左サイドからドリブルで駆け上がり、鋭い重心移動で相手と駆け引きすると、よろめいた相手のスキを突いてクロスボールを供給。ボールがやや高く上がったことでFW上田綺世(セルクル・ブルージュ)のヘッドは枠を外れたが、国際舞台で“初見殺し”っぷりを発揮した。

 アメリカ戦を翌日に控えた取材対応の際に「僕も一発は持っていると思っているし、特に初見の相手は瞬発力でほぼ確実に抜けると思っているので、一つ目のチャンスで仕留めるところは特に意識しながらやりたい」と話していた相馬。アメリカ戦では出番が与えられなかったが、この日はMF三笘薫(ブライトン)との交代でピッチに立ち、宣言どおりのプレーでアピールした。

「まずは単純に目の前の6番の選手が、薫に1対1でやられていたのを見ていたので、スピードを使っていけば行けるかなと思いながらプレーしていた」。対面のDFバイロン・カスティージョの特徴を三笘とのマッチアップで研究し、自身がピッチに立った時の対応にも役立てていたようだ。

 終盤には3バックへのシステム変更に伴い、左ウイングバックにポジション移行。「守備のところでも自分は戦えると思っている」という持ち味を活かすオプションもテストされ、カタールW杯メンバー入りに向けて可能性を感じさせていた。

 それでも相馬は試合後、「結果を出したかったので、チームを勝利に導けなかったところに悔しさが残る」ときっぱり。EAEE E-1選手権からの逆転カタール行きを果たすべく、「ここで終わりというより、チームに帰ってのプレーを絶対見ていると思うので、そこで自分はやれるというところを示し続けられれば」と意気込んでいた。

(取材・文 竹内達也)
★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2022W杯カタール大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2022W杯カタール大会日程&TV放送

TOP