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「死に体のような形になった」守田英正は失点シーンを悔やむ

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日本代表MF守田英正

[11.27 カタールW杯E組第2節 日本0-1コスタリカ アルラーヤン]

 苦いW杯デビュー戦となった。左ふくらはぎの違和感で別メニュー調整が続いた影響で23日のドイツ戦(○2-1)は出番のなかった日本代表MF守田英正(スポルティング)がコスタリカ戦に先発出場。初めてW杯のピッチに立ったが、終盤の失点でまさかの黒星を喫し、「油断せず100%の準備をしてきたので、実力で負けたのだと思う」と険しい表情を浮かべた。

 MF遠藤航とダブルボランチを組んでの先発。森保ジャパンのファーストチョイスのコンビだったが、守田自身は試合から2週間離れていたうえ、別メニューが続いた影響からか、前半はボールタッチが安定しなかった。

「球際のところで、人に対して強くいったときにどうしても少し下がってしまうとか、もう1メートル、寄せ切れればというところが前半からあった」

 それでも徐々に感覚を取り戻すと、後半立ち上がりの1分、FW浅野拓磨とのパス交換からDFに囲まれた状態で果敢に左足でシュート。世界的な名手として知られるGKケイラー・ナバスに右手一本で弾かれたが、停滞していたチームを鼓舞するワンプレーだった。

 ところが、0-0で推移していた後半36分、DF吉田麻也から出てきた浮き球のボールを守田がスライディングしながらクリアしようとしたが、相手に奪われ、そこから失点した。

 もっとセーフティーな選択はなかったか。プレーの意図を聞かれると、「セカンドボールになったときに僕が相手より先に触ってクリアするような意図でやったけど、結局、死に体のような形になって入れ替わられた。落ち着いて正対するようなことができたんじゃないかという個人的な思いはある」と、焦点となった場面の詳細を説明した。

 ただ、「今回はああいう形で失点に結びついたけど、あそこではがせたら僕たちのチャンスになっていた。今回は反省しなければいけないが、すべてがそれではない」と強気は十分残っている。

「最後の質のところでフリーの選手に対してしっかりボールを入れられなかったし、シュートを決め切れなかった。失点のところは反省しますが、得点がなかったらやっぱり勝てない。得点を取らなければいけない」と語ったように課題も明確だ。12月1日のスペイン戦に向けては「本当に強い相手だけど、ここからしっかり準備をして、絶対に勝つ」とより強気な表情を浮かべた。

(取材・文 矢内由美子)

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